休符も「音楽」

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演奏で「休み」と呼んでいる「休符」。音楽は、音を出しているのと同じくらい、音を出していない「間」の時間も重要です。「休み」は「休憩」ではなく、音を出していない長さをきちんと数えています。

音を出している「動」の表現に対して、「静」は、息をひそめたり、我慢したりというような表現方法です。一番分かりやすいのは「ベートーヴェン作曲 交響曲第5番『運命』」の冒頭部分です。休みの長さは、休符によって示されます。

また、オーケストラのパート譜などで、何小節も休まなければならない場合は、その小節数をまとめて、のように記す場合もあります。ご存知の方もいらっしゃると思いますが「ジョン・ケージの『4分33秒』」は、音楽史の中でもユニークな作品です。楽譜には、ただ「tacet」(タチェット…休止)という指示があるだけです。ステージの上の演奏者は音を一切出さないこの曲。聴衆が聴くのは「ホールの空調」「椅子のギシギシ鳴る音」など、私達を取り囲む音の環境をを認識させるというのが、ジョン・ケージの狙いだったようです。

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