ヴァイオリン(楽器)なしで出来る練習の仕方
楽器で練習するに越したことはないですが、場所や時間、環境によって楽器が使えない時もあります。
楽器が弾ける状態でも、楽器を持たずにやった方がよい練習もあります。
ちょっとした時間を使って出来るイメージトレーニングを、いくつかご紹介します。
1.ヴァイオリンの構え方のトレーニング
ティッシュボックスを、ヴァイオリンの代わりに肩に載せ、あごを引くように下ろして箱を「構え」ます。はさむイメージではなく…つまり力で挟み込むのではなくて、力が抜けた状態で「載せるだけ」です。
ヴァイオリンは、基本形をしっかり身につけてから(身体に叩き込んでから)音を出すと上達が約束されている楽器です。音を出すのは、まず力を抜いて、楽器を構えて、というところまでを練習してから、が大切です。
一番大事なのは「正しい持ち方」です。
正しい構え方は、まっすぐにした状態から楽器のネックの方向を向き、あごを落とすだけ。うなずくのと一緒で、押さえたりしないことです。
2.弓の持ち方のトレーニング
六角形の長めの鉛筆を用意します。
右手をフワ〜っと広げて、手のひらを天井に向けます。
鉛筆を末関節(第一関節)の上にのせて、親指を鉛筆の上に置きます。
そのままひっくり返します。
さらに、親指の先を、ほんの少しだけ動かします。指先で、鉛筆を転がすような感じです。
この時の「あそび」が、弓の返しの時に役立ちます。
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