ヴァイオリンの左手の形

公開日: : 未分類

安定した音で弾くには、左指が正しいフォームで、常に正しい位置(音程の正しいの場所)に指を置くことが必要です。第一関節をきちっと曲げて、左腕の重みを利用して(腕がぶら~んとした感じにする)左指が吸い付く感覚で弦に乗せるようにします。

ヴァイオリンのネックに、左人差し指の付け根がガッチリくっついていると、人差し指(1の指)がつぶれて音がぼやけて(曖昧な音程になって)しまいます。

 

以前、生徒さんのお母様が

「先生、ヴァイオリンのネックの下に画びょうを付けると良いですよ。娘もそれでヴァイオリンを左手のひらで持たなくなりました。オススメです。」

とおっしゃっていました。

「手に穴があいてしまわないんですか?」

「あ、血がでます。でも2回ぐらい穴があいたら気をつけるようになりますよ。」

数日後、試しに自分のヴァイオリンに恐る恐る画びょうを付けて、弾こうとヴァイオリンを持ったとたん「ブスッ!」「キャー、いた~い💧」

 

今日、その話をJ君にしたところ「ぼく、付けてやってみる!」。J君は「HAUCHARD」の時は左手の形は良いのですが、新しい曲になると左手がヴァイオリンの下にもぐってしまう時が。それをなおすためにやってみるとのことでした。

img_1151

そして、いざ画びょうをヴァイオリンに装着してみると…

「わ~、やっぱりやめとく。」

「画びょうは想像して付けておくので充分です☺」

そして、ヴァイオリンから画びょうを取り除こうとしたら「チクッ!」「いた~い💧」画びょう、痛いです(想像上の「画びょう」で充分ですね)。

でも、左手は

「新幹線が通過出来るようなトンネルの状態」

「人差し指とヴァイオリンの間に新聞紙が通るくらい(さわってもよいけれど、ギュッとはさまない)」

は、上達には必須かと思います。

 

関連記事

「サマーコンサート」を終えて

コンサートに参加するのが初めての方は、想像していた通り(それ以上?)の、自分の緊張に驚かれたかもしれ

記事を読む

ヴァイオリンの発表会に弾く曲

先日の発表会の教訓で、もう少し聞きやすい、弾くと喜ばれる曲のレパートリーを増やすことにしました。今考

記事を読む

良いヴァイオリン

ヴァイオリンは自然の木材から作られている楽器です。 一本の同じ木から切り出された木材を使って、

記事を読む

今日は「スプリングコンサート」です

たった今、コンサート会場(通常のレッスン室です)のセッティングが整いました。 演奏者の生徒さん

記事を読む

ヴァイオリンの美しいボーイング

「ボーイング」というのは、弓で弦をこすって音を出す、この弓の運びのことです。英語では「弓を動かすこと

記事を読む

ヴァイオリン教室の窓から

昨日無料体験レッスンに来た方は、レッスン室の窓から見える庭を見て「素敵なお庭ですね。」と、たくさんほ

記事を読む

ヴァイオリンを良い音に

ヴァイオリンで良い音を出すには、まずその「ヴァイオリンの良い音色」が聞き分けられるのがまず第一段階。

記事を読む

学校のオーケストラで

「学校の(学年別)オーケストラで、コンサート・ミストレスになったんです。」と、嬉しそうな笑顔のRちゃ

記事を読む

親子でヴァイオリン

昨日、3歳の女の子が久しぶりのレッスンにやってきました。4ヶ月前に若~いお母さんと一緒にヴァイオリン

記事を読む

ヴァイオリンおもしろいですね

今回のレッスンは、お父様とO君がふたりでいらっしゃいました。O君はいつもに増して、今日はがんばりまし

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑