ヴァイオリンの基礎練習を
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多忙な日々の中、ヴァイオリン練習をストイックになさっていらっしゃるHさん。今日も「セヴシックOp.1」の基礎練習からスタートです。
「私も、ヴァイオリン初歩の時にこの練習をしていたら、もっと早くずっと上手になっていたのではないかと思います。」
と、笑いながらおっしゃいました。
まだ2回目ですが、かなりきちんと弾いていらっしゃいます。
1番から3番の練習は楽譜に書いてある通り1小節を「常に同じスピードのボーイング」「キッチリ倍速いテンポ」で弾いていきます。初めて挑戦する場合はそれだけでも充分上達すると思います。音程は正確に、特に同じ音が同じ音程で繰り返されているかなども気をつけます。「左指の分離」が大きな目的です。
余裕が出てきたら、左指の動きに集中してみます。左指の押さえですが、上から落とす感覚で『食べちゃうぞーパクン!』のようにトンっと指を弦に落とした瞬間に脱力します。
3番の練習はE線ですが、人差し指の付け根が、ヴァイオリンのさおの下にもぐってしまわないように気をつけます。手のひらはG線とほとんど変わらない位置で、指を上から押さえる感じ(指の末関節が、付け根より標高が高い位置)にすると上手く行きやすいです。
このE線の指の並び(型)は3(薬指)と4(小指)がくっついているので始めのうちは特に難しく感じるかもしれません。
この「セヴシック」シリーズは「一度弾いたら終わる」のではなく一通り勉強したら「必要と思った時に取り出してきてさらう」「どこをやっているかが重要なのではなく、どれかをやっていることが大切」なヴァイオリンの基礎練習かと思います☺
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