楽譜(資料)は多いほうが
公開日:
:
未分類
「できるだけ楽譜に忠実に」が最近の主流です。
特にバッハは、様々な楽譜が出版されています。
手に入るのであれば、出来るだけたくさんの資料(楽譜)を集めて、
その中から自分が良いと思うものを選ぶのが、理想的です。
Kさんは今「バッハ作曲 ソナタ第二番」に取り組んでいらっしゃいます。
バッハ自身が書いた「直筆譜」は、インターナショナル版の最後の方に写真が載っています。
また、その「直筆譜」をそのまま「印刷譜」にしたものが「ベーレンライター版です。
Kさんと私(講師)は、ベーレンライター版の「原譜」に「自分で考えたボーイングとフィンガリング」を書き込み、迷った箇所を一緒に考えます。
ボーイングひとつでも
*4重音を「低い音から弾くか」「高い音から弾くか(この場合メロディーラインは低い音にある)」どちらにするか?
*スラーをどうかけるか?(フレーズをどう考えるか?音質優先にするか?)
なども、演奏するテンポや、弾く場所の広さや残響によっても変わっていきます。
フィンガリングは
*音質優先(同じメロディーは同じ弦で。メロディーが向かって行く時は開放的な響きに、下降形や終わり近くは落ち着いた響きに)して決めるか?
*音程優先(正確な音程で演奏するため、安全な指使いを選ぶ)にするか?
これらも、練習を重ねていくうちに、自分にとって良い方法が変わっていきます。
イメージするバッハの音楽に適すると思われる奏法を、選択していく過程も楽しんでいけるようになってくると、より充実した「ヴァイオリン・ライフ」になりそうですね♫
関連記事
-
-
クリスマスコンサートに向けて 6
「ヴィヴァルディ作曲 2台のヴァイオリンのためのコンチェルト イ短調」を演奏予定のMちゃんとお母様の
-
-
ヴァイオリンのスピッカート
「ザイツ作曲 コンチェルト第2番 第三楽章」を始めたKさん。 Kさんのボーイングは、生き生きと
-
-
珍しい『ヴァイオリン音階教本』
時折 新しいヴァイオリンの情報を提供して下さるKさん。 今回のレッスンが始まるとき、K
-
-
発表会に向けてラストスパート!
発表会とはいっても、レッスン室で開かれる小さなコンサートです♫ それでも人
-
-
久しぶりのヴァイオリンレッスン
1ヶ月半ぶりにAさんとHちゃんがレッスンに来ました。 「弓の体操をしましょう。」 「今お
-
-
今日は ヴァイオリンの楽譜などを見に
たまたま今日はレッスン御希望の方がほとんどいらっしゃらなかったので、午前中から電車に乗って出かける事
-
-
ヴァイオリンのトートバッグ
昨日は、ヴァイオリンのメンテナンスに行ってきました。 当教室でも、その工房で作られたヴァイオリ
-
-
スプリング・コンサートに向けて 5
今日のMちゃんのレッスンは「スプリング・コンサート」のリハーサル。 「家族のみんなに、『良く弾
-
-
ヴィオラの体験レッスン
当教室では(そんなには多くありませんが)ヴィオラのレッスンも行っています。 今回の「ヴィオラ
- PREV
- ヴァイオリンのグレードアップを楽しみに
- NEXT
- ヴァイオリンを楽しむ