楽譜(資料)は多いほうが
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「できるだけ楽譜に忠実に」が最近の主流です。
特にバッハは、様々な楽譜が出版されています。
手に入るのであれば、出来るだけたくさんの資料(楽譜)を集めて、
その中から自分が良いと思うものを選ぶのが、理想的です。
Kさんは今「バッハ作曲 ソナタ第二番」に取り組んでいらっしゃいます。
バッハ自身が書いた「直筆譜」は、インターナショナル版の最後の方に写真が載っています。
また、その「直筆譜」をそのまま「印刷譜」にしたものが「ベーレンライター版です。
Kさんと私(講師)は、ベーレンライター版の「原譜」に「自分で考えたボーイングとフィンガリング」を書き込み、迷った箇所を一緒に考えます。
ボーイングひとつでも
*4重音を「低い音から弾くか」「高い音から弾くか(この場合メロディーラインは低い音にある)」どちらにするか?
*スラーをどうかけるか?(フレーズをどう考えるか?音質優先にするか?)
なども、演奏するテンポや、弾く場所の広さや残響によっても変わっていきます。
フィンガリングは
*音質優先(同じメロディーは同じ弦で。メロディーが向かって行く時は開放的な響きに、下降形や終わり近くは落ち着いた響きに)して決めるか?
*音程優先(正確な音程で演奏するため、安全な指使いを選ぶ)にするか?
これらも、練習を重ねていくうちに、自分にとって良い方法が変わっていきます。
イメージするバッハの音楽に適すると思われる奏法を、選択していく過程も楽しんでいけるようになってくると、より充実した「ヴァイオリン・ライフ」になりそうですね♫
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