ヴァイオリンの調弦

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ヴァイオリンの調弦は、まずA線をAに合わせて、次にD線、G線、E線という順番で合わせます。どの弦もそうですが、少し低めの音程から徐々に巻き上げて」合わせる方が、弾いているうちに狂ったりすることが少ないと考えられます。

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上の写真は「A線の合わせる方」。中指で渦巻き(スクロール)の根本を強く押さえ、親指と人差し指で糸巻き(ペグ)を押し込むようにしながら合わせます。

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次のこの写真は「D線の合わせ方」。中指と薬指でスクロールの根本をしっかり押さえ、親指と人差し指とで合わせます。

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その次に「G線の合わせ方」。小指と薬指でスクロールの根本を押さえ、親指と人差し指とで合わせます。

 

 

 

 

 

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最後に「E線の合わせ方」。これはネジ(アジャスター)なので楽ですが左指で回すので(最初の頃は)右利きの方はネジの方向が「どちらに回すと音程が高くなるか?」混乱してしまうかもしれません。ペグの方向は、可能であれば、弦から見て90度あたりになるように、弦を張る時に調整しておくと、調弦しやすいです。それから、ちょっとしたポイントを2つほど。調弦する時の弓(ボーイング)は静かめの音量でロングトーンで行うこと。2弦平均に重みを乗せる事。パリ音楽院の教授のオークレール先生が「ヴァイオリンの音程を良くしようと思っているのなら、まず調弦をしっかりやりなさい。」とおっしゃっていました。(ある程度のレベルの先生方は、どの先生も、音程が狂った途端、機嫌が悪くなるか、その日のレッスンはその場で終わってしまいますから大変です!)それから、どこの合奏団に応募するにも条件の筆頭に「自分で調弦が出来る事」と書かれていますので、調弦はなるべく早い時期から始めるに越したことはありません。

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