ヴァイオリンのスピッカート

公開日: : 未分類

スピッカートは、細かい音符を軽やかに弾くボーイングです。

軽く弾こうと思って、かえって手や腕がだんだん硬くなってしまう場合があります。スピッカートのところで、弓を跳ねさせようと必死になって、手や腕を使うと、音が小さくなってきて、速度も少しずつ速くなりテンポが調節出来なくなってしまうこともあります。

きれいな音(美しい音)とふわふわした芯のない音は違います。手や腕に力が入った状態で、弓に重みをかけると「ゲコゲコカエル」が出て…イヤな音が出てしまいます。そうなると、ふわふわと浮いた音にせざるを得ないかもしれません。

 

腕が直角になる、弓のおよそ中央を弦にのせ、弓を立てて、上下5cmくらいの弓幅で16分音符を♩=108で、A線を弾いてみます。

ゴシゴシ弾いてみます。跳ばそうと思わず、とにかくゴシゴシ弾いて、それから少しずつ、手や指に余分な力が入らない状態になったとき、弓のスティック(木の部分)が自然に上下の動きを始めてくるかと思います。

この感触のコツをつかめたら大成功!

関連記事

クリスマスコンサートに向けて 3

今日は、コンサート前の(自分の)楽器調整に出掛けて来ました。ちょっと遠いですが川越へ高速にのって行き

記事を読む

「真田丸」のヴァイオリン

ヴァイオリンやヴィオラで演奏する機会の多いKさん。 当教室では演奏上達のための「基礎練習」を中

記事を読む

学校のオーケストラで

「学校の(学年別)オーケストラで、コンサート・ミストレスになったんです。」と、嬉しそうな笑顔のRちゃ

記事を読む

音楽の基本「音階」

ずいぶん前の話ですが、 「日本へ来て初めて『音階』を知った時、こんなに便利なものがあったのかと

記事を読む

講師の趣味

当教室に通っていらっしゃる生徒さん方はもう御存知の「講師の趣味」。 昨日は年に一回東京ドームで

記事を読む

静かに始まるヴァイオリン曲の弾き方

Iさんの取り組んでいらっしゃる「ショーソン作曲 ポエム」は、静かに始まる(幻想的、神秘的な)曲です。

記事を読む

ヴァイオリンの構え方

今日で4回目のレッスンのS君。 ヴァイオリンを左肩に乗せた時に「痛い!」となることがあります。

記事を読む

ヴァイオリン音階の練習ポイント

ヴァイオリンの音階教本「カール・フレッシュ 音階教本」は、ひとつの調が、5ページにわたる、本格的な音

記事を読む

ヴァイオリン教室の大家さん

今朝は(久しぶりに)大家さん…といっても同じ建物内に住んでいる伯母にあたる方ですが…に朝食を届けまし

記事を読む

ヴァイオリンのメンテナンス

普段の「ヴァイオリンのお手入れ」で必ずした方が良いのは、弾いた後の「松やにや汗を拭くこと」です。(楽

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑