ヴァイオリンの調弦
公開日:
:
未分類
ヴァイオリンの調弦は、まずA線をAに合わせて、次にD線、G線、E線という順番で合わせます。どの弦もそうですが、少し低めの音程から徐々に巻き上げて」合わせる方が、弾いているうちに狂ったりすることが少ないと考えられます。
上の写真は「A線の合わせる方」。中指で渦巻き(スクロール)の根本を強く押さえ、親指と人差し指で糸巻き(ペグ)を押し込むようにしながら合わせます。
次のこの写真は「D線の合わせ方」。中指と薬指でスクロールの根本をしっかり押さえ、親指と人差し指とで合わせます。
その次に「G線の合わせ方」。小指と薬指でスクロールの根本を押さえ、親指と人差し指とで合わせます。
最後に「E線の合わせ方」。これはネジ(アジャスター)なので楽ですが左指で回すので(最初の頃は)右利きの方はネジの方向が「どちらに回すと音程が高くなるか?」混乱してしまうかもしれません。ペグの方向は、可能であれば、弦から見て90度あたりになるように、弦を張る時に調整しておくと、調弦しやすいです。それから、ちょっとしたポイントを2つほど。調弦する時の弓(ボーイング)は静かめの音量でロングトーンで行うこと。2弦平均に重みを乗せる事。パリ音楽院の教授のオークレール先生が「ヴァイオリンの音程を良くしようと思っているのなら、まず調弦をしっかりやりなさい。」とおっしゃっていました。(ある程度のレベルの先生方は、どの先生も、音程が狂った途端、機嫌が悪くなるか、その日のレッスンはその場で終わってしまいますから大変です!)それから、どこの合奏団に応募するにも条件の筆頭に「自分で調弦が出来る事」と書かれていますので、調弦はなるべく早い時期から始めるに越したことはありません。
関連記事
-
-
ヴァイオリン教室仲間
当教室はプライベートレッスンがほとんどですので、なかなか「ヴァイオリンを趣味にしている仲間」と知り合
-
-
フランスのヴァイオリン曲
今日は「ショーソン作曲:ポエム」を勉強中のKさんと、音楽大学の先生のレッスンを受けに行ってきました。
-
-
考えながらヴァイオリンを弾く
ヴァイオリンを弾く時に、楽譜の音符や記号を見ながら自分が演奏している音楽について考えることは、とても
-
-
静かに始まるヴァイオリン曲
「新しいヴァイオリン教本 第4巻」の中にある「F.トーマ作曲 アンダンテ レリジオーソ」は、ゆっくり
-
-
(ヴァイオリン)ソナタとは
「エックス作曲 ソナタ ト短調」に取り組んでいらっしゃるHさん。 「この〈ソナタ〉とは、どうい
-
-
次のコンサートに向けて 1
「スプリング・コンサート」に向けて、いつもよりたくさん練習をして、とても頑張ったRさん。
-
-
バッハ作曲パルティータ第1番
間近に迫った「スプリング・コンサート」プログラム最後は、Kさんの「バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンパル
-
-
自作のヴァイオリンで演奏を
月に一回のヴァイオリン製作教室でヴァイオリン作りをしているOさん。あと2年くらいで仕上がる見込みだそ
-
-
レッスン室の窓磨きしました♪
梅雨が始まったばかりですが、 今日はとても気持ちの良いお天気だったので、窓磨きをしました(^-
-
-
ヴァイオリンのあご当て
今月、実に8回目のレッスンのCさん。とても熱心にヴァイオリンに取り組んでいらっしゃいます。 今
- PREV
- ヴァイオリンの弓先まで楽に♫
- NEXT
- ヴァイオリンでロングトーンを