ヴァイオリンの調弦

公開日: : 未分類

ヴァイオリンの調弦は、まずA線をAに合わせて、次にD線、G線、E線という順番で合わせます。どの弦もそうですが、少し低めの音程から徐々に巻き上げて」合わせる方が、弾いているうちに狂ったりすることが少ないと考えられます。

IMG_3400

上の写真は「A線の合わせる方」。中指で渦巻き(スクロール)の根本を強く押さえ、親指と人差し指で糸巻き(ペグ)を押し込むようにしながら合わせます。

IMG_3402

次のこの写真は「D線の合わせ方」。中指と薬指でスクロールの根本をしっかり押さえ、親指と人差し指とで合わせます。

IMG_3403

その次に「G線の合わせ方」。小指と薬指でスクロールの根本を押さえ、親指と人差し指とで合わせます。

 

 

 

 

 

IMG_3399

最後に「E線の合わせ方」。これはネジ(アジャスター)なので楽ですが左指で回すので(最初の頃は)右利きの方はネジの方向が「どちらに回すと音程が高くなるか?」混乱してしまうかもしれません。ペグの方向は、可能であれば、弦から見て90度あたりになるように、弦を張る時に調整しておくと、調弦しやすいです。それから、ちょっとしたポイントを2つほど。調弦する時の弓(ボーイング)は静かめの音量でロングトーンで行うこと。2弦平均に重みを乗せる事。パリ音楽院の教授のオークレール先生が「ヴァイオリンの音程を良くしようと思っているのなら、まず調弦をしっかりやりなさい。」とおっしゃっていました。(ある程度のレベルの先生方は、どの先生も、音程が狂った途端、機嫌が悪くなるか、その日のレッスンはその場で終わってしまいますから大変です!)それから、どこの合奏団に応募するにも条件の筆頭に「自分で調弦が出来る事」と書かれていますので、調弦はなるべく早い時期から始めるに越したことはありません。

関連記事

お友達を呼んでミニコンサート

「『ヴァイオリンを習って弾いていらっしゃるのなら、聴かせて!』と  お友達に言われたので、自宅でミニ

記事を読む

音楽家の育て方は

先月の新聞に「音楽家の育て方」という記事がありました。 東京芸術大学が、小中学生を対象

記事を読む

ヴァイオリンの軸指

今週のレッスンは、どの生徒さんも「軸指(じくゆび)...大抵の場合左手人差し指、1の指」を意識して音

記事を読む

ヴァイオリンコンチェルトに

ヴァイオリンを始めてから(一週間に一度のレッスンと(時間は多くなくても)毎日練習していると)およそ1

記事を読む

バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ 2

最近出版されたムック本に、バッハの演奏について書かれていました。 バッハの時代は、今私達が普段使っ

記事を読む

なつかしいヴァイオリンの生徒さんから

昨夜(たぶん20年以上も前の)生徒さんのHさんからお電話がありました! Hさんは、音楽大学ピア

記事を読む

no image

サマーコンサート

昨日「2016 サマーコンサート」が無事終了致しました。 予定のプログラムに2つの飛び入り参加

記事を読む

ヴァイオリンの弦が切れても

「練習えおしようと思って調弦をしていたら、弦が切れてしまいました(≧∀≦)」 というメールのH

記事を読む

生徒さんオススメの「ヴァイオリンの肩当て」

昨日、生徒さんのオススメの「肩当て」が届きました。「ヴィヴァ・ラ・ムジカ ダイアモンド」です。 

記事を読む

ヴァイオリン&チェロでアンサンブル

当教室にいらして1年ちょっとのKさんは、豊かなヴァイオリンの音色の持ち主でいらっしゃいます。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑