ヴァイオリンの前衛音楽コンサート
公開日:
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最終更新日:2015/02/16
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今日は(たぶん普通の方は滅多に聴くことのないかもしれないジャンルかも?)渋谷の「公園通りクラシックス」で開かれたコンサートに行ってきました。

喜多直毅(ヴァイオリン)、齋藤徹(コントラバス)、ロジャー・ターナー(ドラム・パーカッション)のトリオ‥三重奏でした。
楽譜は無く全て即興的音楽。ある程度は打ち合わせしてあるのでしょうが、その場の雰囲気で演奏しているようでした。
「こんな演奏方法もある」というより「普通の弾き方はほとんど無い」といった感じでした。
ヴァイオリンでは、
*左指を浮かせて小刻みに揺らして、弓は寝せてサーっと滑らせる
*G線(一番低い音が出る太い線)を上に思い切り引っ張り上げて弾く
*弦の端、あごに一番近いところを弾き(キュルキュルヒーヒー音がする)ながら、左指で弦をはじく
*ヴァイオリンをチェロのように持って弾く
*ヴァイオリンを裏にして指や弓でたたく
*ヴァイオリンのウェスト(くびれているところ)を弓で往復させて木の音を立てる
*普通左指を押さえるところを弓で弾き、弓で弾くところを左指で押さえて音を出す
など、目まぐるしくビックリ奏法が続出でした。
もちろん、コントラバスも同じ。
木琴(マリンバ)のバチで弾く、そのバチに小さなタンバリンを付けたり、そのタンバリンをステージで転がしたり。
ドラム、パーカッションも、すごい。
ドラムの上をミニシンバルでこするというのが結構あり、見ていると、そのヴァリエーションが色々ありました。シューっというのはともかく、キリキリキュルキュルヒャーッというのは、毛が逆立ちしました(^ ^) 更にパーカッションは何でも楽器になるらしく?昔の洗濯板と思われるものが大活躍していました。もしかするとアフリカの「ギロ」という楽器かもしれません..木の棒でカタカタさせて演奏する楽器です。演奏は、全くスキのない密度の濃いものでした。
音大時代にオーケストラで勉強した「シェーンベルク」という近現代作曲家の作品を思い出させる響きの音楽でもありました。
それにしても、三人ともプロ。息はぴったり。音楽の方向性も合っていて、どんな大きな音の場所でも身体は常にしなやかな動きでした。楽器の事を知り尽くして、そして可能性を常に追求している演奏家の演奏でした。こんな風に、言葉のように楽器を弾けたら‥と思わずにはいられませんでした。
コンサート会場は飲み物を飲みながら聴けるスタイル。
見回すと、本当にこの「前衛音楽」を全身で楽しんでいる人達ばかりでした。
そうそう、コントラバスのスクロール部分は動物の彫刻でした。私も分数ヴァイオリン(子供サイズ)が同じ彫刻がされていたのを、懐かしく思い出しました。(昔は様々な彫刻が流行ったこともあったそうですが、今では渦巻きのスクロールがデザインとしても楽器の響きとしても良いということになっているようです)
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