弾けないところを練習する
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
楽譜に書かれた音符に指が素早くいくかいかないかは、筋肉運動によるものです。
目で見た譜面に対して、脳と指が連動するという筋肉運動が必要になるわけですから、弾けないパッセージについては、そのパッセージをさらわないかぎりは弾けるようになりません。
ただし音階練習さえしていれば、瞬時に音形を見てこれは〇〇のスケールだと分かるようになり、練習しなくても弾けるのです。
左手に関しては、運動的なメカニック現状は音階練習で充分です。
その上で、指の運びが難しいものは、右手との連動が重要になります。
Yさんが今取り組んでいる「エックレス作曲 ソナタ」は、個性的でコンパクトな4楽章からなる曲です。
様々なテクニックが次々に出てきます。
「小野アンナ 音階教本」も、最後の「3オクターブ音階」「3度の重音音階」「6度の重音音階」「オクターブの重音音階」になって、かなり頑張っています。
音程に細心の注意を払いながら練習を重ねて、音階練習の効果もあり、着実に良い演奏になっていらっしゃいます。
関連記事
-
-
ヴァイオリンの左手首
ヴァイオリンの左手首と腕を直線にすることが基本です。「手首に定規が付くように」と表現することもあり
-
-
ヴァイオリンのスラー
「スラー」は「2つ以上の高さの違う音を、弓を返さずに繋げて弾く」奏法です。 スラーの中に何音も入っ
-
-
ヴァイオリンの弓グッズ
「弓の持ち方」を良くするグッズ。 先日いらした方が使っていたのは「指マスター」。
-
-
ヴァイオリンの練習 28
「ヴァイオリンの練習は夜10時30分から11時30分までの時間にする事が多いです。 ほとんど毎日す
-
-
ヴァイオリンの音程 1
弦楽器の音程は指板の上に築かれていきます。 ハイポジションは、まず指板の低いところに基準音を
-
-
ヴァイオリン譜の標識
ヴァイオリンに限ったことではありませんが「音楽標識を正しく理解する…もとの意味を知る」と、表現力を
-
-
ヴァイオリンのピチカート
ヴァイオリンのピチカートは弦を指で弾いて鳴らす奏法です。ピチカートの音色がもし少し曇っていたらチェッ
-
-
ヴァイオリンの練習 7
「ヴァイオリンのボーイングの練習は、週に一回貸しスタジオでしています。 音程の練習は毎日しています
-
-
バッハのヴァイオリン 1
「バロックヴァイオリン」と「モダンヴァイオリン」との本質的な違いは「語る楽器」と「歌う楽器」の違い
- PREV
- ヴァイオリン練習頑張ります!
- NEXT
- 毎日ヴァイオリン練習!