弾けないところを練習する

公開日: : ヴァイオリンの小話

楽譜に書かれた音符に指が素早くいくかいかないかは、筋肉運動によるものです。

目で見た譜面に対して、脳と指が連動するという筋肉運動が必要になるわけですから、弾けないパッセージについては、そのパッセージをさらわないかぎりは弾けるようになりません。

ただし音階練習さえしていれば、瞬時に音形を見てこれは〇〇のスケールだと分かるようになり、練習しなくても弾けるのです。

左手に関しては、運動的なメカニック現状は音階練習で充分です。

その上で、指の運びが難しいものは、右手との連動が重要になります。

 

Yさんが今取り組んでいる「エックレス作曲 ソナタ」は、個性的でコンパクトな4楽章からなる曲です。

様々なテクニックが次々に出てきます。

「小野アンナ 音階教本」も、最後の「3オクターブ音階」「3度の重音音階」「6度の重音音階」「オクターブの重音音階」になって、かなり頑張っています。

音程に細心の注意を払いながら練習を重ねて、音階練習の効果もあり、着実に良い演奏になっていらっしゃいます。

関連記事

ヴァイオリンの弓が弾むのは

「弾いている途中で弓がはずんでしまうのは何故なんですか?」 と言う生徒さん、珍しくありません

記事を読む

作曲家を夢中にさせたヴァイオリニスト

1844年スペインのバンブローナ出身のパブロ・サラサーテ。 サラサーテは19世紀半ばから後半

記事を読む

ヴァイオリンの雑誌

昨日は銀座の楽器店の楽譜売り場に行きました。 店員さんが「良く売れています。表紙もN

記事を読む

ヴァイオリンは「大きな音で」

とにかく最初は、大きい音で弾くことが大切です。 少々きれいでなくても構いません(きれいな音に

記事を読む

ヴァイオリンの弓も

趣味で「ヴァイオリンを製作中」のOさん。 仕上げのニス塗りの「ニスを乾かす時間」の有

記事を読む

ヴァイオリン練習 2

「普段ヴァイオリンは、午前中1時間、午後1時間練習しています。 時々午前中2時間だったり、午後に2

記事を読む

ヴァイオリンの弓を持つ右手指

ヴァイオリンの弓を持つ右手の指には、それぞれの役割があります。知っておくと役に立つかと思います。

記事を読む

ヴァイオリンのスピッカート&スタッカート

「スピッカートが出来るようになったんです!」 と嬉しそうな笑顔のSさん。 スタッ

記事を読む

ヴァイオリンの駒に

時折(一般のヴァイオリン弾きはお目にかかる事の少ない)珍しいものを持って来てくださるOさん。

記事を読む

ヴァイオリンのスピーカー

ちょっと前ですが、弦楽器店で、ヴァイオリン(などの弦楽器)がスピーカーになっている珍しい機器を見せ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑