ヴァイオリンの大きさ

公開日: : ヴァイオリンの小話

ヴィオラ(コントラバスなども)は、楽器によって結構大きさに違いがあります。

それに対して(フルサイズの)ヴァイオリンは、それほど大きさに違いはありません。ヴァイオリンの全長は、およそ60cm。渦巻き(スクロール)とネックの部分を除いた胴体が、およそ35.5cm前後あります。「オールド」と呼ばれているヨーロッパの銘器は、胴体の長さが約35cmで『小型』、35.6、35.7、35.8cmで『大型』となります。この微妙な大きさの違いは、作者によって違ったりします。あのストラディヴァリスは若い時、壮年期、円熟期、老年期でサイズを変えているそうです。トップクラスの演奏家は、一般的に35.5cmや35.7cmの『大型』を選ぶことが多いようです。大きさ:実測の数値と体感が違う事も多いようです。なぜかというと、ネックの長さや木の厚み(太さ)、裏板のふくらみの加減によって、ヴァイオリンを構えた時に小型の楽器なのに大きく感じたり、反対に大型の楽器でも小さく感じたりすることもあるのです。演奏家の体型…腕の長さや手の大きさ、あるいは弾き方によっても感じ方が変わる事もあります。

ヴァイオリンを売買する人の話によると「大型で裏板やスクロールの保存状態の良い銘器は、1mmの違いで1‘000万円違ってくる事もある世界」だそうです!

関連記事

大人になってからのヴァイオリン

このところ数件あったお問い合わせに 「新型コロナのステイホーム中に『ずっと弾いてみたかったヴ

記事を読む

ヴァイオリンのボーイングで

ヴァイオリンを弾いていて「もっと、思ったような音楽表現が出来たら良いなあ。」と感じたら、 『ボーイ

記事を読む

ヴァイオリニストのサラサーテ

サラサーテといえば「新しいヴァイオリン教本 6巻」にも出てくる「ツィゴイネルワイゼン」を思い出す方

記事を読む

ヴァイオリンのフィンガリング

フィンガリングについては、まず始めにどんな可能性があるかを考えます。フィンガリングは最大10個くら

記事を読む

コンサートに向けて

「この弦はまだ使えますよ。」 と、弦楽器職人のYさんのお言葉で、今回は替えずに…と思っていました。

記事を読む

ヴァイオリンの消音器

「やっぱり家でも練習したいと思っているのですが、ヴァイオリンの消音器はどんな物があって、効果の違いは

記事を読む

本番での緊張(*≧∀≦*)

どんなプロのヴァイオリニスト(演奏家)でも、緊張しない人はいないと思います。 シベリウスとい

記事を読む

メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト

ヴァイオリンコンチェルトで人気の高い「メンデルスゾーン作曲 ヴァイオリンコンチェルト」。 こ

記事を読む

ヴァイオリンのリズム

「付点音符が甘くなる」「シンコペーションが分からなくなる」「テンポが安定しない」「複雑なリズムが読

記事を読む

ヴァイオリンの渦巻き(スクロール)

ヴァイオリンのネックの先の渦巻きは、音響的な面からみると特別な役割は持っていません。なくても音にはほ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑