ヴァイオリンを良い音色で

公開日: : ヴァイオリンの小話

当教室でのヴァイオリンレッスン第二回目のMさん。

地元でのヴァイオリングループレッスンを通してヴァイオリンが楽しくなり、学校のプログラムにあった「ヴァイオリンプライベートレッスン」も受講していたことがあるそうです。

「せっかくなので、ヴァイオリンを良い音色で一曲弾けるようになりたいと思って来ました。」

と、Mさん。

ヴァイオリンの「良い音色」とはどういう音でしょうか?

様々な考えがあると思いますが「強い音」「張りのある音」が良いという人は多いかもしれません。

講師の恩師もアメリカでお世話になったC.ティール先生も「良い音色とは、美しく人を感動させる音であり、それは倍音を多く含み、更に、全ての音に人間の感情を含んでいる音楽的な音」と語っています。

倍音が多く含まれる音を出すには

「余計な圧力をかけずに弓の重さを使って音を出し、弦を幅広く振動させる」必要があります。

それ以上に押さえつけると響きは遠くまでは飛んでいきません。

左手は指を指板の上に落とすだけです。それ以上に押さえてはいけません。

このように、不必要な力を使って弓や弦を押さえつけないようにするためには、楽器を構える姿勢が普段の日常生活での体勢、動作と同じように必要最低限の力で保たれているか、見直してみましょう。

また、あご当てや肩当てが自分の身体に合っているかチェックします。

正面を向いてリラックスして立ち、少し顔を上げます。

左手を右肩に乗せ、左肩に少しかかるようにヴァイオリンを乗せ、顔(鼻)をテールピースの中心に向けて「顔の重みをあご当てに乗せる感じで」構えます。楽器をギュッと挟み込まないようにします。

背中から見たとき、楽器を持たない時と形は同じです。

どちらかの肩が上に上がっていることがないように、安定した姿勢を保てるようにします♫

関連記事

ヴァイオリンの暗譜

「暗譜」とは、楽譜を見ずに弾くことの事です。 暗譜は、とても大切です。 国語や英語の暗

記事を読む

ヴァイオリンのトリル

トリルは、もとの音(主要音)とその全音か半音上の音(補助音)をすばやく交互に鳴らす奏法の事です。装飾

記事を読む

ヴァイオリンの「運動」

ヴァイオリンの演奏においての「運動」は、ある特定の筋肉の組み合わせが働く事を指します。 この

記事を読む

ヴァイオリンのポジション移動

ヴァイオリンを始めて ファーストポジションが安定してきた頃に 始める「ポジション移動」: 左手指(の

記事を読む

ヴァイオリンのチューナーに 2

「いつもではありませんが、携帯電話にチューナーアプリを入れて、クリップに付けて使っています。」

記事を読む

ヴァイオリンのスラー

「スラー」は「2つ以上の高さの違う音を、弓を返さずに繋げて弾く」奏法です。 スラーの中に何音も入っ

記事を読む

ヴァイオリン教本の新版

昨年末に、音楽之友社「新しいヴァイオリン教本」の新版が出ました。 今日は銀座の楽器店で1〜4巻まで

記事を読む

ヴァイオリンのスピーカー

ちょっと前ですが、弦楽器店で、ヴァイオリン(などの弦楽器)がスピーカーになっている珍しい機器を見せ

記事を読む

ヴァイオリンの弓使い

「今回の曲では、なるべく弓の幅を多く使うのが目標です。」 と、Mさん。 私達は

記事を読む

バッハ無伴奏ソナタ&パルティータの楽譜

バッハ作曲 「ヴァイオリンのための6曲の無伴奏ソナタ&パルティータ」の楽譜は、大抵のヴァイオリニス

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑