メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
ヴァイオリンコンチェルトで人気の高い「メンデルスゾーン作曲 ヴァイオリンコンチェルト」。
このコンチェルトはEの音が多い、繊細で華やかな曲です。
メンデルスゾーンは、当時12歳だったヨーゼフ・ヨアヒムが弾くヴァイオリンのE線の響きに魅了されて、作曲中のヴァイオリン協奏曲 ホ短調 にたくさんの最高音E(及びE線)の音を入れました。メンデルスゾーンは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターだったフェルディナント・ダーヴィトのためにヴァイオリン協奏曲を書いていましたが「出来上がり直前に聴いたヨアヒム少年の演奏に非常に感銘を受けたので、Eの音をたくさん足した」という手紙を残しています。

上の写真はヨアヒムです。
ヨアヒムの最後の弟子は、安藤(幸田)幸(1878〜1963)は、、1899年から1903年までのベルリン留学中に、高等音楽院で、ヨアヒム教授のレッスンを受けています。
戦前戦後、安藤(幸田)幸は東京音楽学校(東京芸術大学)で教えて、多くのヴァイオリニストと教育者を育てました。
関連記事
-
-
ヴァイオリンの弓グッズ
「弓の持ち方」を良くするグッズ。 先日いらした方が使っていたのは「指マスター」。
-
-
「ヴァイオリン」の名称は
「ヴァイオリン音楽」が最初に発展したのはイタリアです。 イタリア語でこの楽器のことを「ヴィオ
-
-
ヴァイオリンの細かいヴィブラート
「音程の揺れ幅の狭いヴィブラート」のことを指す「細かいヴィブラート」。 細かいヴィブラートは
-
-
ヴァイオリンを良い音色で
当教室でのヴァイオリンレッスン第二回目のMさん。 地元でのヴァイオリングループレッス
-
-
ヴァイオリンのポジション移動
ヴァイオリンを始めて ファーストポジションが安定してきた頃に 始める「ポジション移動」: 左手指(の
-
-
ヴァイオリン音階練習
音階練習をすると、着実に上手になります。 ただ漫然と練習すると効果を期待出来なくなってしまい
-
-
ヴァイオリン曲を仕上げていくポイント
取り組んでいる曲の練習で大切なのは、難しいところを 取り出して、そこだけさらう事です。 楽譜を
-
-
ヴァイオリンの楽譜バックのアイディア
「私のヴァイオリンケースは楽譜が入らないし、楽譜ケースも取り付けられません。でも両手を自由に手ぶら
-
-
ヴァイオリンの教則本
当教室でも取り組んでいる生徒さんが少なくない「カイザー」「マザス」「クロイツェル」などの教則本。こ
-
-
ヴァイオリンのチューニング
ヴァイオリンのチューニング(調弦)はA線から始めます。 A線とD線を5度の音程に合わせます。
- PREV
- ヴァイオリン曲の音程を
- NEXT
- 音楽の誕生