バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」
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ヴァイオリンの小話
先日レッスンのSさんが、とても良い「バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」の資料を持って来て下さいました。
ほとんどのヴァイオリン奏者が、ほぼ毎日弾いている「バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」。
頂いた資料には、
バッハの「無伴奏ヴァイオリン曲」は、この種の作品として決して最初のものでも唯一のものでもありません。
17世紀には、多くの卓越したヴァイオリンのヴィルトゥオーゾが同様の作品を書いていました。
曲集は、整然としたプランのもとに配列されています。
3曲の「ソナタ」と3曲に「パルティータ」が交互に配置され、前半の4曲が短調、後半2曲が長調で書かれています。
「ソナタ」はイタリア風の「教会ソナタ」様式に基づく、峻厳な音楽です。
緩→ 急→ 緩→ 急 の4つの楽章を持ち、第二楽章は「フーガ」となって、先行する楽章との間に、オルガン的な「プレリュードとフーガ」の対応を作り出しています。…
「パルティータ」は舞曲を連ねたフランス風の組曲形式をベースにしています。…
など、勉強になる興味深いことが満載でした。
Sさんも、バッハの「無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番」に取り組んでいらっしゃいます♪
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