ヴァイオリンの豊かな音
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
ヴァイオリンの良さを引き出す音作りには「強く明確なイメージを持つ」「美しい音色に憧れること」が大切です。
ヴァイオリンは、空気の振動の渦を作って響きます。G線を深く太く魅力的に響かせるには(右腕を高めにして弓先を少し下向きにし)楽器の左側の空気をかき混ぜるようにします。このように身体を意識して使って音色の変化を感じとりましょう。
どの弦を弾く時も、左肩や頭が下がると弓と弦の接触状態が不安定になり、太くツヤのある音を鳴らせなくなってしまいます。
響きを安定させるには、楽器をいつも良い位置にしておくようにします。楽器全体を床と水平になる高さにします。スクロール(渦巻き)が下がらないようにします。スクロールを少し高い位置に持っていくと、自然に弓が駒寄りになり、太い音が出しやすくなります。
自分の出しているヴァイオリンの音色に集中して、変化も感じとるようにすると、もっとヴァイオリンを楽しめるようになるかと思います♫
関連記事
-
-
ヴァイオリンの左手首
ヴァイオリンの左手首と腕を直線にすることが基本です。「手首に定規が付くように」と表現することもあり
-
-
ヴァイオリン音楽も便利に♫
昨日は電気量販店で、スピーカー売り場の「Google Nest Hub」を買ってきました。 使い
-
-
ヴァイオリン曲を仕上げていくポイント
取り組んでいる曲の練習で大切なのは、難しいところを 取り出して、そこだけさらう事です。 楽譜を
-
-
ヴァイオリンのトリル
トリルは、もとの音(主要音)とその全音か半音上の音(補助音)をすばやく交互に鳴らす奏法の事です。装飾
-
-
ヴァイオリンの渦巻き(スクロール)
ヴァイオリンのネックの先の渦巻きは、音響的な面からみると特別な役割は持っていません。なくても音にはほ
-
-
ヴァイオリンのヴィブラート
ヴィブラートは、物理的には「音程を上下に揺らすこと」です。 ヴィブラートは、気の向くままに(い
-
-
ヴァイオリンのピチカート
ヴァイオリンのピチカートは弦を指で弾いて鳴らす奏法です。ピチカートの音色がもし少し曇っていたらチェッ
-
-
ヴァイオリンの弓をまっすぐに
ヴァイオリンが「弦を弓でこすって音を出す楽器=擦弦楽器」です。 効果的に こするのには、弦に対
-
-
教則本で有名なヴァイオリニスト 1
「セヴシック」 当教室の生徒さんでも取り組んでいる方が少なくない「セヴシック」。ヴァイ
- PREV
- アンサンブルにチャレンジ 4
- NEXT
- ヴァイオリン曲の音程を