バロック音楽
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音楽歴史の小話
17世紀前後のヨーロッパの文化を「バロック」といいます。
当時の音楽は王侯貴族の好みに合わせて豪華な作風になっていました。曲全体に流れている低音声部「通奏低音」もバロック音楽の特徴になっています。
この「バロック」の語源は「権力者の富と威厳を背景に、絢爛豪華なものが好まれた当時の建築や美術を、後の時代の人々が「堕落した過剰なもの」という批判的な意味で使われたもにです。今では「芸術様式」の一つとして否定的な意味では使われていません。
オペラは現在でも「音楽と芸術からなる舞台芸術」として人気がありますが、その起源は16世紀末のイタリア*フィレンツェです。ギリシャ神話を題材にした音楽劇が始まりのようです。
フランスでは「宮廷バレエ」という、踊り中心の 舞踏と音楽が一体となったものが盛んに上演されました。
ベルサイユ宮殿を作った国王ルイ14世は、自らも舞台に出演するなどバレエに熱中し、王立舞踏アカデミーを設立してダンサーの育成も行いました。
さらに、(「新しいヴァイオリン教本 2巻」にも何曲か出てくる)イタリア出身の作曲家リュリ(1632〜1687)によってオペラと舞曲が融合した、独自の「音楽悲劇」も生み出されました。
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