ウィーン古典派の音楽
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音楽歴史の小話
(ウィーン)古典派とは、18世紀末ごろから19世紀初頭にウィーンで活躍する音楽家によって作曲された音楽です。
それまで音楽家たちは王侯貴族の専属音楽家として作曲することが中心でした。
1789年のフランス革命によって市民階級が台頭してからは、ヨーロッパにおける音楽を取り巻く環境が変わりました。
聴衆が一般市民に変わったことで、作曲家は自由に曲が作れるようになりました。自分の曲を聴いてもらうためにコンサートを開いたり、楽譜を出版したりすることで生活するようになったのです。
この頃の代表的な作曲家は「ハイドン」「モーツァルト」「ベートーヴェン」です。
現在「クラシック音楽」と言われている西洋音楽は、18世紀末頃にオーストリアのウィーンを中心に生まれたもののことをいいます。
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