ヴァイオリンの左指
公開日:
:
最終更新日:2016/03/07
未分類
左指のテクニックも、だんだん高度になっていくにつれて「左指の基本の形がどれだけ良い形を習得しているか」が重要になってきます。
*(人差し指の爪が自分の方を向いていて)指がきれいに並んでいるか?
*指の形が(特に末関節が凹んでいたりして)おかしくなっていないか?
*親指の位置(人差し指の ほぼ向かい側)や、形がおかしくないか?
*左ひじが入りすぎていたり、出すぎていたりしないか?
*左うでに力が入って筋肉がかたくなっていないか?
*左指を(響きが減ってしまうくらい)押さつけすぎていないか?
というようなことをチェックしてみましょう。
昨日のレッスンでも、Kさんとお嬢さんのYちゃんは、とても熱心に左指について質問をしていらっしゃいました。
「左指のトンネルは何時でもやっていたほうが良いのでしょうか?」
「いつでもトンネルにしておく必要はありません。その形でなくては弾けない部分の時に使います。」
「人差し指の付け根あたりは、ヴァイオリンのネックにくっついていても良いのでしょうか?」
「押さえつけていなければ、さわっていても大丈夫です。『新聞紙が通るくらい』と説明なさる先生もいらっしゃいます。」
左指の動き
ヴァイオリンは、指を(垂直)運動させて…
下ろす⇒押さえる⇒上げる
という動きによって弦を押さえて音を出しています。このシンプルな動作によって、音程も音色も決まってきます。さらに、テンポ感や拍、リズム感などにも関わってきます。
左指の下ろし方は
「フワッと上げて打ち下ろすように」
「食べちゃうぞ〜パクン!」
という感じで、「コン!」という固めの音がするように指板に軽く落とします。そうすることによって、ハッキリした発音の明瞭な音色になります。
この動作はいつでも行うわけではなく、歌ったりするような穏やかなフレーズや静かなメロディーの時には使いません。
関連記事
-
-
自作のヴァイオリンで演奏を
月に一回のヴァイオリン製作教室でヴァイオリン作りをしているOさん。あと2年くらいで仕上がる見込みだそ
-
-
暑い日のヴァイオリン練習に
「急に暑くなりましたね!」 と今朝のレッスンのMさん。 「以前購入した 顎当てカバーなん
-
-
ホール演奏に向けて 5
Cさんの今度のホールでの演奏予定曲は「クライスラー作曲 プレリュードとアレグロ」です。
-
-
ヴァイオリンの音階 1
今日は久しぶりの晴天!真っ青な空で眠気も吹き飛びました。こういう日はヴァイオリンも良く鳴るので、ヴァ
-
-
疲れ気味でもガンバリました♫
スポーツ合宿から帰ってきたばかりのJ君。今日のレッスンは少々くたびれ気味でした。 「お母さんか
-
-
ヴァイオリンとピアノの音色作り
ヴァイオリンは弦を弓でこすって音をだす楽器なので、メロディを歌わせたりダイナミック(強弱)をつけやす
-
-
クリスマスコンサートに向けて 10
コンサートに出演予定の生徒さんたちは(それぞれのペースで)確実にヴァイオリンが上達しています。
-
-
ヴァイオリン&ピアノのコンサート準備
今日は(昨年末のクリスマスコンサートのピアノ伴奏者)ピアニストの友人との合わせをしました。 今
-
-
レッスン室のクリスマスツリー
「わあ、クリスマスツリー!」 と、今日一番の生徒さんAちゃんとお母様のKさん。 &nbs
- PREV
- スプリング・コンサートに向けて 1
- NEXT
- スプリング・コンサートに向けて 2