ヴァイオリンの弓先をしっかり

公開日: : 未分類

弓先は音が抜けやすい

ヴァイオリンの弓元は右手が弦に近いので重みがかけやすく、それに比べて弓先は、弦に対する重力がかけにくいものです。そのため、弓先で弾く時に音が小さくなる、しっかりとした音が出しにくいという状態になりやすいわけです。何も考えずに自然に弾くと弓先の近くは音が衰退しやすくなります。

弓先でしっかり音を出すには

弓先でもしっかりとした音を出すためには、弓元と同じように、十分な重力をかける必要があります。そのために働かなくてはならないのが人差し指です。弓を持つ右手の指の役割を再確認しておきましょう。(弓の体操でも実感出来ます☺)全体の中心になって弓を支えるのは親指で、人差し指が弓の重力をコントロールし、小指がバランサーになります。つまり、弓元でも弓先でも同じように重力をかけるには、人差し指の使い方が鍵になるわけです。もし、弓先でしっかりとした音が出せないかな?と思う方がいらしたら、人差し指を意識して重力くをかけてみて下さい。

ちょっとしたボーイング練習

何年か前に、アメリカのブレア音楽院にいらした ディレイ先生が公開レッスンで「弓全体を平均した音量で弾く練習の仕方」を教えていらっしゃいました。ゆっくりしたテンポの4分音符で、弓の元から少しずつ、先まで順に弾いていくという方法です。「速めのスピードのダウン」「少しゆっくりの短い弓の使い幅のアップ」を代わりばんこに行い、弓元からだんだん弓先へいきます。そしてアップはその反対バージョン。ちょっと面白い練習方法です♫

IMG_4379

関連記事

クリスマスコンサートに向けて 7

今週のレッスンから「クリスマスコンサート」に出演予定の生徒さんは、リハーサル形式のレッスンをしていま

記事を読む

Iケース

ヴァイオリンのケース

ケースは消耗品なんだな・・・と思うこのごろ。個人的な選ぶポイント 1、楽器の安全性 2、軽量

記事を読む

6月のヴァイオリン

毎月 素敵なネイルアートでいらっしゃるKさん。今回のレッスンではファッションも「6月のコーディネート

記事を読む

ヴァイオリンレッスン 18回目

今回も「弓の体操」に続き「HAUCHARD」をやりました。「HAUCHARD」の37~40は、最初の

記事を読む

ピアノ講師写真

ヴァイオリン

ヴァイオリンを通して出来る友人は、不思議と自然に長く付き合えます。昨日、ふとした事から卒業後会ってい

記事を読む

教室のヴァイオリンで

今週も、まだ首もすわっていないJ君と一緒にヴァイオリンのレッスンに来てくれるRさんに(少しでも気楽に

記事を読む

秋の桜と柿

教室の近くの城山通りは、地名「桜丘」の名前に合わせて桜を植えたそうです。すっかり秋も深まった景色。お

記事を読む

ヴァイオリン教室の大家さん

今朝は(久しぶりに)大家さん…といっても同じ建物内に住んでいる伯母にあたる方ですが…に朝食を届けまし

記事を読む

ヴァイオリンの音程を聞く時

人気ヴァイオリニスト、五島龍のお母さんが「龍君に絶対音感があることが判ったから、ヴァイオリン

記事を読む

ヴァイオリン教室のピアノに

つい先ほど、オーダーしていた「ピアノカバー」が届きました!これで「ピアノの日焼け」を気にせずカーテン

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑