ヴァイオリンの暗譜
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今週、KさんはRodeのCaprice第11番を暗譜してきました。
この曲は、様々なヴァイオリンのテクニックの総合練習曲であり、曲としても華やかなものです。
このところAさんは、ヴァイオリンの音色のヴァリエーションが増えてきています。最初のメロディーが低い音から一気に高いポジションに駆け上がった高音の音にもきれいなヴィブラートをかけ、とても丁寧に練習してありました。
見て弾いても弾きごたえ充分なこの曲は、楽譜にたくさんの記号がついています。
楽譜を暗譜するのは、とても脳の働きに良いことはご存知の方も多いかもしれません。
ところでこの「暗譜」、楽譜を見ないで弾くということが、まず第一段階。普通は何度も弾いて手に覚えさせる方法が「暗譜」だと思っている人が多いと思います。
その「暗譜」の時、ヴァイオリンの弓使い指使いの他に、楽譜に書かれている強弱、発想などの記号も一緒に、正確に覚えることも大切ですね。
「暗譜」の第2段階、もうちょっと本格的な暗譜は、ありとあらゆる記号が入った完全な楽譜が書けることです。
ヴァイオリンの場合、一人のソロの曲以外にピアノ伴奏入り、コンチェルトだったらオーケストラのパートも書ければ本物の「暗譜」ということになります。
弾くだけでは覚えられない時は、全部でなく部分的でも、楽譜を書いてみるのもひとつの方法です。
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