ヴァイオリンの音程を聞く時

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人気ヴァイオリニスト、五島龍のお母さんが「龍君に絶対音感があることが判ったから、ヴァイオリンをさせることにしました。」と言っていたことがあります。

でも「絶対音感」イコール「良い耳」ではありません。それでは、「良い耳」とはどんな耳なのでしょうか?

本当の「良い耳」には色々な意味があります。

・きれいな音を聞き分けられる耳

・よい演奏を聞き分けられる耳

・音楽のルールがわかる耳

従って、音楽の力の色々な要素を育てることが「よい耳」を作ります。

「今日はa-mollの音階と曲ですから、ヴァイオリンのA線は低めに合わせて下さいね。」

と言った先生は、非常に鮮やかな響きで演奏します。でもその先生は「絶対音感」はありません。

ではどうやって正確な音程をとっているのでしょう?

バッチェム(1937)は、「絶対音感」をもっているとされている人たちについて、細かく分析しました。そして、実はその中に、三種類のタイプの人たちがいることがわかりました。

一つ目のタイプは、たいへん優秀な「相対音感」をもっている人たちです。

二つ目のタイプは、声帯や筋肉の感覚を手がかりに、特定の音だけおぼえている人たちです。

三つ目のタイプは、「真性絶対音感」と名付けられたタイプの人たちです。

先生は二つ目のタイプです。常にヴァイオリンの倍音を聴いているのです。楽器にふれる指の感じなどをおぼえることによって聞き分けています。楽器が倍音の力でヴァイオリンの響きが倍増します。

 

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