ヴァイオリン練習のコツ

公開日: : ヴァイオリンの小話

楽器の習得には「練習する」という努力が欠かせません。

 

その「努力=一生懸命やる」には2種類あります。

どちらの「努力」かということが、結果に大きな影響を及ぼしてきます。

一つ目の「努力」は「夢中になって」という要素が入っています。

もう一つの「努力」には「我慢して」という要素が入ってしまっっています。

我慢して練習するというのは立派な行いのようにも思えますが、心がちょっと疲れてしまうかもしれません。

同じ繰り返し練習を全く同じ時間さらったとしても、楽しくて・・・まるでゲームに夢中になっているように50回でも100回でも繰り返し練習してしまうように・・・弾くのとでは、結果が大きく異なってしまいます。

練習は「夢中になってさらう」と・・・

自分の気に入った曲のメロディーを「どうやったらこの美しいフレーズをきれいに弾けるかな?」と考えてみてください。

そのフレーズを流暢に弾ければ滑らかに旋律が浮かび上がって、美しい曲になるのではないかな、と想像しながら繰り返し練習してみてください。

少しずつ自分の理想の音に変わっていけば、嬉しい気持ちになってくると思います。

そんな風に楽しみながら、工夫しながら、そして「夢中になって時間を過ごすこと」こそが「夢中になって努力する・・・好循環な努力」になります。

同じ練習も「気持ちの持ち方で」効果が変わりそうです(^^♪

 

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