ヴァイオリンのチューニング

公開日: : ヴァイオリンの小話

ヴァイオリンのチューニング(調弦)はA線から始めます。

A線とD線を5度の音程に合わせます。

次にD線とG線を合わせて、最後にA線とE線を合わせます。

A線とE線を合わせる時は「アップ ボウで」行うと、弓の圧力を余分にかけるのを防ぐ(圧力をかけ過ぎるとピッチが上がってしまう)ことができます。

さらに、A線とE線の弦と弓の摩擦音ではなくて残響を聴いて合わせます。弾きながらアジャスターを回さず、回してから残響で確認します。

素早く正確にチューニングするには、耳を鍛えるしかありません。「コンクールは、チューニングで半分くらい決まる」という話も聞いたことがあります。

いつでも頭の中にA音を鳴らすことが出来るのであれば、最高に素早くチューニング出来ます♪

Kさん、チューニングもずいぶんスムーズになさっています。

Tさんのペグはちょっと回すのが難しそうでしたので、弦の長さで方向を調整してみました。

「チューニングしやすくなりました。」

と、Tさん。

チューニング、やってみてくださいね♪

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