ヴァイオリンの速い重音
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
「ヴィエニアフスキ作曲 2つの性格の違うオベルタス」には、速い重音が出てきます。
ヴァイオリンの場合、速い重音は、3度、6度、オクターブが多く、10度もありますが、それほど続けてはありません。
重音の続く曲を弾くためには、左手指が2つの音を的確に押さえられることがテクニックの前提条件になります。
この左手指が2つの音を的確に押さえられるようになるためには、重音の音階練習が一番確実です。一つ一つの音を確かめながら、先ずはゆっくり弾きます。
最終的には速いテンポで弾くものでも、焦らずにゆっくり弾くことから始めます。

Hさんは、少しずつですが重音音階練習にチャレンジしながら「ヴィエニアフスキ作曲 オベルタス」に取り組んでいらっしゃいます。
関連記事
-
-
大人になってからのヴァイオリン
このところ数件あったお問い合わせに 「新型コロナのステイホーム中に『ずっと弾いてみたかったヴ
-
-
ヴァイオリンの細かいヴィブラート
「音程の揺れ幅の狭いヴィブラート」のことを指す「細かいヴィブラート」。 細かいヴィブラートは
-
-
ヴァイオリン練習 14
「ヴァイオリンの練習は、だいたい午前中が多いです。」 と、Mさん。 Mさんはどの曲も丁寧
-
-
ヴァイオリン教本の新版
昨年末に、音楽之友社「新しいヴァイオリン教本」の新版が出ました。 今日は銀座の楽器店で1〜4巻まで
-
-
ヴァイオリニストの系譜 3
ドイツでは、ルイ・シュポーア(1784〜1859)が重要な役割をしています。シュポーアの門下には、フ
-
-
ヴァイオリンのヴィブラート
ヴィブラートは、物理的には「音程を上下に揺らすこと」です。 ヴィブラートは、気の向くままに(い
-
-
ヴァイオリン練習 5
「最近は朝少しと夜で1日2回練習するようにしています。 1回の時は1時間、まとめて1時間30分する
-
-
ヴァイオリン譜の標識
ヴァイオリンに限ったことではありませんが「音楽標識を正しく理解する…もとの意味を知る」と、表現力を
- PREV
- 近代の西洋音楽 3「印象主義音楽」
- NEXT
- ヴァイオリンのチューニング