ヴァイオリンの「フラジオレット」
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ヴァイオリンの小話
ヴァイオリンの「フラジオレット」は「ハーモニクス」ともいいますが、倍音奏法のことです。このフラジオレットは、弦のちょうど半分のところに触れて弾くと、開放弦の一オクターブ上の倍音が出ます。第4ポジションの4(小指)でそ~っと触れて弾くことが多いです。
今日の「HAUCHARD サードポジション」が「フラジオレット」の練習だったHさん。
左指を浮かせると弓も一緒に浮いてしまいそうになりますが、普通に弾くと
きれいなフラジオレットが出来るようになりました。
フラジオレットには、もう一つのやり方があります。
1(人差し指)で ある音程をしっかり押さえ、4(小指)でその音程の4度上に触れると、その音の二オクターブ上の倍音が出ます。
1の指で押さえる倍音奏法はヴィブラートをかけることができますが、4の指を浮かせてするフラジオレットにはヴィブラートはかけられません。まるでグラス・ハーモニカのような澄んだ音が出ます。パガニーニも技巧的に使っていましたが、ハーモニクス(フラジオレット)が普通に使われるようになったのは近現代になってからのようです。
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