ヴァイオリン演奏とは
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最終更新日:2018/01/31
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優れたヴァイオリニストであり、優秀な教師であったアーサー・ハートマン。そのハートマンが、真剣なヴァイオリン学生や愛好家たちに語った話です。
「ヴァイオリンの演奏は難しいミステリーでは全くありません。ある意味、地理学と同じくらい明白です。北はE線、南はG線、西は運指の手、東は運弓の手。あえて比較すればこんなふうにも言えましょう。ここで大事なのは、ヴァイオリンで技術的に・芸術的に展開できたり、頭脳的・心的コントロールによって領土拡張できるのは、このはっきりした境界までだということです。私にとって『ヴァイオリンマスタリー』とはこの小さいヴァイオリンケースを手にとって…」そう言うとハートマンは言葉の通りケースを手にとってふたを開き、1711年製の美しいストラディヴァリウスを取り出しました。「これを好きなように弾くことなのです。つまり適切な指を良いタイミングでふさわしい位置に置くことなのです。指はアーチストの心を表現する単なる無意識の奴隷であって、アーチストの理想に対して全く副次的なものでしょう。なのにこれを逆にして、指の奴隷になっている人が多すぎるんです。」
そして、
「ヴァイオリンが手に合うように作られたのであって、手がヴァイオリンに合うように作られたのではありません。従って技術は手の動く自然な仕組みに基づいているはずです。」
今日、私(講師)自身が音大の先生のレッスンを受けて参りました。
基礎練習や曲の取り組み方はもちろんのこと、(生徒さんそれぞれの)ヴァイオリン指導の仕方についても具体的に御指導頂き、貴重な時間でした。
ヴァイオリンの演奏は、知れば知るほど(やればやるほど)奥が深いです♪
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