休符も「音楽」

公開日: : 未分類

演奏で「休み」と呼んでいる「休符」。音楽は、音を出しているのと同じくらい、音を出していない「間」の時間も重要です。「休み」は「休憩」ではなく、音を出していない長さをきちんと数えています。

音を出している「動」の表現に対して、「静」は、息をひそめたり、我慢したりというような表現方法です。一番分かりやすいのは「ベートーヴェン作曲 交響曲第5番『運命』」の冒頭部分です。休みの長さは、休符によって示されます。

また、オーケストラのパート譜などで、何小節も休まなければならない場合は、その小節数をまとめて、のように記す場合もあります。ご存知の方もいらっしゃると思いますが「ジョン・ケージの『4分33秒』」は、音楽史の中でもユニークな作品です。楽譜には、ただ「tacet」(タチェット…休止)という指示があるだけです。ステージの上の演奏者は音を一切出さないこの曲。聴衆が聴くのは「ホールの空調」「椅子のギシギシ鳴る音」など、私達を取り囲む音の環境をを認識させるというのが、ジョン・ケージの狙いだったようです。

関連記事

今日のオーケストラ

いつものホールが改装中で、小学校(平成塾という名の部屋!)での練習でした。 先週から、指揮者は

記事を読む

ヴァイオリン奏法の習得

Aさんは、ヴァイオリンの習得を多方面からアプローチなさっています。 今回のレッスンで 「

記事を読む

「サマーコンサート」で 11

今年の「サマーコンサート」では「パッフェルベル作曲 カノン」を演奏する予定のAさん。 少しです

記事を読む

ヴァイオリンレッスン13回目

弓の体操、「OCHARD」使用の基礎練習ともに、順調に上達しています。 MさんもAちゃ

記事を読む

拍子とメロディー

今Kちゃんが取り組んでいる「メンデルスゾーン作曲 ヴァイオリンコンチェルト」は昔から弾き続けられてき

記事を読む

「真田丸」のヴァイオリン

ヴァイオリンやヴィオラで演奏する機会の多いKさん。 当教室では演奏上達のための「基礎練習」を中

記事を読む

昨日は銀座で

昨日は銀座の楽器店で、ヴァイオリンの楽譜の購入と、今年の当教室のコンサート引き出物の下見をしてきまし

記事を読む

ヴァイオリンの音階教本の使い方

ヴァイオリンの音階教本で、もっとも使われている2種類は 「小野アンナ ヴァイオリン音階

記事を読む

ヴァイオリンの防音

今月から(息子さんと)始められたYさんは、お家での練習の時の「音」が少し気になっていらっしゃいます。

記事を読む

この夏休みに一曲♪

普段は忙しくて、定期的なレッスンには通う時間余裕のないAちゃん。 夏休みは、学校のある時には出

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑