ヴァイオリンの音階教本の使い方

公開日: : 未分類

ヴァイオリン教室3 045

ヴァイオリンの音階教本で、もっとも使われている2種類は

「小野アンナ ヴァイオリン音階教本」(写真 左上)

「Carl Fresh Skalensystem (カール・フレッシュ スケールシステム)」(写真 右下)

かと思います。

使っているヴァイオリン教本で、音階が出てきたら、「小野アンナ ヴァイオリン音階教本」を併用していきます。

この小野アンナの音階教本で、重要なページは10ページ。

人差し指の1の指だけでポジション移動をしていきます。ポジションの位置を覚えたり、確認するのにとても良い練習です。

そして、41ページまで一通り弾き終わったら、「カール・フレッシュ」へ進みます。

この「カール・フレッシュ」、140ページを超え、重さも600グラム以上(重いので量ってみました)、価格も税抜き4400円!

そして、初めてその音階教本を開いた人は、またその音符の多さにびっくりです。

音楽教室で一緒のお母さんが、「先生に買うように、というのでカール・フレッシュを購入したのだけれど、こんなの弾けるのかしら?」と、目を大きく見開いていました。

でも、音教のヴァイオリンの先生の話によれば、小学校1年生でも、カール・フレッシュを弾くこはめずらしくないのだそう。

そして、その話を聞いてから、趣味で習っている生徒さんでも(抵抗のない方は)カール・フレッシュをお勧めするようになりました。

最初は楽譜からくるプレッシャーに圧倒されそうになります。

C-Dur(ハ長調)の1番から。始めは1小節づつ、正しい無理のない形と、正確な音程がとれるまで、先には進みません。ポジション移動をする時は特に力が入らないように。ほとんどすべて、1の指を基準に音程をとるように注意します。そして、1小節づつ増やしていきます。

すると、いつの間にか手にその動きがしみ込んでいきます。そして、正しい音程で練習していると、耳も良くなってきます。

 

でも正直、こう書いている私自身、この音階を弾く時間がもったいなく、面倒で弾いていない日が多い時がありました。すると、恩師がスーッと寄ってきて「音階、さらってください。」と、ささやきました。

曲というか、音楽は音階でできている。つまり、音階の正確な音程がその演奏の響きを、より豊かにするのです。

音階練習不足の私の演奏は、相当怪しい響きだったことでしょう。

その日以来、余程のことがない限り、音階しか弾けない日になったとしても、音階練習をするようになりました。

関連記事

ヴァイオリンレッスン直ぐに復帰♪

ヴァイオリンレッスンを、生まれて1ヶ月の下のお子様を連れて、ヴァイオリンレッスンを再開なさったM君と

記事を読む

ヴァイオリン教室の窓磨き

  今日は、お天気も爽やかで気持ち良い朝でしたので、思い切って「窓磨き&網戸洗い」を

記事を読む

no image

今日は ヴァイオリンの楽譜などを見に

たまたま今日はレッスン御希望の方がほとんどいらっしゃらなかったので、午前中から電車に乗って出かける事

記事を読む

ヴァイオリンのポジション移動に

「HAUCHARD」の初級「Methode Elementaire」の最後のページまで進んだCちゃん

記事を読む

ヴァイオリン教室に休日に

今日は銀座に行ってきました。 生徒さんが演奏する予定の「シューベルト作曲 弦楽四重奏曲 『死と

記事を読む

ヴァイオリン教室のコンサートの後にアメリカン・ミート!

ここ数年、クリスマスコンサートやランチコンサートの後のパーティーメニューで私(講師)が愛用、大活躍の

記事を読む

新しい演奏仲間と

今年から、ご自宅に近い「小編成オーケストラ」に入団なさったKさん。 6月に行われるコン

記事を読む

ヴァイオリンを弾く時の左手小指

ヴァイオリンを弾く時、左手の指はあまり強くは押さえません。弦の上に指を立てるように(末関節は

記事を読む

クリスマスコンサートが無事終了♪

昨日の「クリスマスコンサート」は、アットホームな雰囲気で賑やかなコンサートでした。 とにかく生

記事を読む

スプリング・コンサートに向けて 2

来週に迫った 当教室の「スプリング・コンサート」   今週のレッスンで、生徒さん皆

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑