ヴァイオリンの音階教本の使い方
公開日:
:
未分類
ヴァイオリンの音階教本で、もっとも使われている2種類は
「小野アンナ ヴァイオリン音階教本」(写真 左上)
「Carl Fresh Skalensystem (カール・フレッシュ スケールシステム)」(写真 右下)
かと思います。
使っているヴァイオリン教本で、音階が出てきたら、「小野アンナ ヴァイオリン音階教本」を併用していきます。
この小野アンナの音階教本で、重要なページは10ページ。
人差し指の1の指だけでポジション移動をしていきます。ポジションの位置を覚えたり、確認するのにとても良い練習です。
そして、41ページまで一通り弾き終わったら、「カール・フレッシュ」へ進みます。
この「カール・フレッシュ」、140ページを超え、重さも600グラム以上(重いので量ってみました)、価格も税抜き4400円!
そして、初めてその音階教本を開いた人は、またその音符の多さにびっくりです。
音楽教室で一緒のお母さんが、「先生に買うように、というのでカール・フレッシュを購入したのだけれど、こんなの弾けるのかしら?」と、目を大きく見開いていました。
でも、音教のヴァイオリンの先生の話によれば、小学校1年生でも、カール・フレッシュを弾くこはめずらしくないのだそう。
そして、その話を聞いてから、趣味で習っている生徒さんでも(抵抗のない方は)カール・フレッシュをお勧めするようになりました。
最初は楽譜からくるプレッシャーに圧倒されそうになります。
C-Dur(ハ長調)の1番から。始めは1小節づつ、正しい無理のない形と、正確な音程がとれるまで、先には進みません。ポジション移動をする時は特に力が入らないように。ほとんどすべて、1の指を基準に音程をとるように注意します。そして、1小節づつ増やしていきます。
すると、いつの間にか手にその動きがしみ込んでいきます。そして、正しい音程で練習していると、耳も良くなってきます。
でも正直、こう書いている私自身、この音階を弾く時間がもったいなく、面倒で弾いていない日が多い時がありました。すると、恩師がスーッと寄ってきて「音階、さらってください。」と、ささやきました。
曲というか、音楽は音階でできている。つまり、音階の正確な音程がその演奏の響きを、より豊かにするのです。
音階練習不足の私の演奏は、相当怪しい響きだったことでしょう。
その日以来、余程のことがない限り、音階しか弾けない日になったとしても、音階練習をするようになりました。
関連記事
-
ヴァイオリン教室の「ハロウィン」
急に寒くなって秋深まるこの頃。ハロウィンが近づいてきました。 先日行ったコンサート会場の近くで
-
今日は ヴァイオリンの楽譜などを見に
たまたま今日はレッスン御希望の方がほとんどいらっしゃらなかったので、午前中から電車に乗って出かける事
-
ヴァイオリンライフを楽しんで♫
当教室にいらした時は、楽譜を読んだ経験がほとんどなかったAさん。 昨日のレッスンでは、新しい小
-
ヴァイオリンの音階練習アップデート!
このホームページをご覧になっていらっしゃる方は、もしかしたらご存知の「パンドラの箱」。そう、N響のコ
-
久しぶりのヴァイオリン♪
自国に帰っていらしたAさんとOくん。先週日本へ戻っていらっしゃいました。 O君は「日本に帰って
-
大ヴァイオリニストのスピーチ
昨日、恩師のFB投稿の「メニューイン卿、ありがとう」という記事はとても素晴らしいものでした。
-
ヴァイオリンのあご当てと肩当て
あご当ては1820年頃、ドイツの作曲家で名ヴァイオリニストでもあったルイ・シュポーアによって考えださ
-
ヴァイオリン教室のピアノに
つい先ほど、オーダーしていた「ピアノカバー」が届きました!これで「ピアノの日焼け」を気にせずカーテン
-
ヴァイオリンの弓が震えないようにするには?
先日の生徒さんに「弓が震えるのはどうしてですか?」と聞かれました。 弾いている最中に弓が震えるのは
-
ヴァイオリンをじっくり練習
今日が2回目のレッスンのKさん。 チューニング(調弦)は、丁寧になさっています。 ペグ(
- PREV
- 始めたばかりのヴァイオリン練習
- NEXT
- 今日もカール・フレッシュ(ヴァイオリン音階教本)