ヴァイオリンのハーモニクス
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明後日に迫ったコンサートで「ショスタコーヴィチ作曲 小品」「ラベンダーの咲く庭で」などを演奏なさる予定のMさん。とてもきれいな音で、丁寧に弾いていらっしゃいます。
「ラベンダーの咲く庭で」の最後の音はハーモニクスです。
この「ハーモニクス」をきれいに鳴らすコツは4つあります。
1つ目は、弓が浮いてしまわないようにすることです。左指は浮かせてとるので、それと一緒に浮いてしまわないように気を付けます。
2つ目は、弓の速度を少し速くすることです。ハーモニクスは波形が細かい音ですので、弓の速度は心持ち速めにしたほうが響きやすくなります。
3つ目は弓が弾く弦の位置はほんの少し駒寄りにします。
4つ目は、左指が正しい位置に置いているか、音をよく聴いて確かめることも大切です。
アメリカのブレア音楽院のティール先生も、私の恩師からも教わった「ハーモニクスの左指の練習方法」ですが、「オクターブでさらう」というもの。
Mさんにもチャレンジしていただきました。
左指の音程をとる型がシッカリするので、ハーモニクスの音程が安定します♪
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