ヴァイオリンを弾く時の左手小指

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ヴァイオリンを弾く時、左手の指はあまり強くは押さえません。弦の上に指を立てるように(末関節は曲げて)置き、ぶら下がるようにします。腕の重みを指の先で支えるようにして、弦に乗せる感じです。

小指は誰でもそんなには強くありません。
私の小指はかなり短い方で、しかも曲がっています。母が私を、何人かの有名なヴァイオリンの先生のところに連れ行った時にも、ほとんどの先生が「この小指では、ヴァイオリンを弾くのは難しいのでは。少なくとも私は教えられません。」と言われたほどです。
小指の音は、ガタっと音量ダウン、音質もダウン。
少しでも小指が強くなるようにと思い、小指だけでかばんを持ってみたりもしました。でも効果はほとんどなしでした。
卒業してしばらく経った時のレッスンで、恩師が「小指の力を抜いて弦に置くようにしたら曲がらず、しかもちょうど良い重さが弦にかかりますよ。」と言いました。本当にそうでした!まさに、目からウロコ。こんなに楽で、ちゃんとした音が、自分の小指でも出る。それは、嬉しい感動の瞬間でした。
そうなのです。左手の小指は他の指よりも力が弱いのは事実ですが、間違っても小指を鍛えようよしてはいけないのです。その必要はないし、うっかりすると、指を痛めてしまうことにもなりかねません。
もし小指がちょっと押さえにくいと感じたら、左肘をほんの少し小指の方に寄せると腕の重みが動いて、小指が置きやすくなります。

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