クラシック音楽

公開日: : ヴァイオリンの小話

「外出自粛で、楽器を弾く楽しみがあって良かったと改めて感じています。」

という方が少なくないようです。

音楽は、おそらく人類が言葉を持つ前に誕生しました。

いわゆる「クラシック音楽」は、主としてヨーロッパで発展した芸術音楽で、起源は古代ギリシャまでさかのぼります。

ピタゴラスやプラトンもアリストテレスも、音楽についての考察(自分でよく考えた理論)を残しています。

人間の感覚に直接働きかける音楽は、言葉は通じなくても他の人の心を引きつける力を持ちます。

この偉大な力をよく知り、長い間用いてきたのが宗教です。

キリスト教の典礼は、いつでも音楽と密接に結びついてきました。

グレゴリオ聖歌は、カトリック教会の典礼聖歌として中世以来伝承されてきたもので、起源はギリシャやヘブライにさかのぼります。

14世紀頃から各地で「ルネサンス運動」が始まります。

古代ギリシャ・ローマの文化を規範として人間性を賛美したこの時代の一大発明が印刷術でした。

それまで手写だった楽譜もまた、印刷によって広まっていきました。

ルネサンスに続きバロック時代がやってきます。

代表的な作曲家は、バッハやヘンデルです。

クラシック音楽の華麗な傑作群は、バロック時代以降のものが多く、今日のコンサートのプログラムで聴く機会も多いです。

Kさんは、お嬢さんのNさんと「バッハ作曲 二台のヴァイオリンのためのコンチェルト 第二楽章」に取り組んでいらっしゃいます。

何度聴いても弾いても心を惹きつける名曲です。

関連記事

やっぱりヴァイオリンは音階

もうずいぶん前に「HAUCHARD(初級)」が終わったHさんですが、今でもレッスンの始めに49番の

記事を読む

ヴァイオリニストの系譜 3

ドイツでは、ルイ・シュポーア(1784〜1859)が重要な役割をしています。シュポーアの門下には、フ

記事を読む

ヴァイオリン(クラシック)音楽のフレーズ

クラシック音楽のフレーズは理解しておくことが必要です。 基本のフレーズというのは、小節でいy

記事を読む

ヴァイオリンのポジション移動

ヴァイオリンを始めて ファーストポジションが安定してきた頃に 始める「ポジション移動」: 左手指(の

記事を読む

(ヴァイオリンを含めて楽器の)ピッチ

ピッチ(ヘルツ)の世界標準ができたのは、第二次世界大戦後のことです。1955年、国際標準化機構(IS

記事を読む

ヴァイオリン練習 4

「今度の週末は出かける予定もないので、ヴァイオリン練習を頑張ろうと思います。」 と、Tさん。

記事を読む

ヴァイオリンのチューナーに 1

ヴァイオリンの音程を確かめるのに便利なチューナー。 「譜面台の上に置くと、落としたりする事もあるの

記事を読む

ヴァイオリンの大きさ

ヴィオラ(コントラバスなども)は、楽器によって結構大きさに違いがあります。 それに対して(フル

記事を読む

ヴァイオリンの「肩当て」

久しぶりに新しいタイプの「肩当て」を購入しました。 先月ヴァイオリンを始めたYさんが購入して試した

記事を読む

ヴァイオリン奏法

私(講師)の恩師の師でもある「イヴァン・アレクサンドル・ガラミアン(1903〜1981)」。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑