中世の音楽 1

公開日: : 音楽歴史の小話

中世(5〜14世紀頃)、音楽はキリスト教の発展と共に進化しました。

古代の教会では、大勢の人々に聞こえるように、司祭が節をつけるように祈りの言葉を語っていました。それが旋律になって、歌(聖歌)になったと考えられています。

中世に入ると、ヨーロッパではローマ・カトリック教会が大きな権力を持つようになり、教会を中心とする新しい文化が生まれるようになりました。

5世紀半ばの西ローマ帝国の滅亡以降、他民族の侵入や移動が活発になったヨーロッパでは、各地で様々な文化が発展しました。

その影響は教会にも見られて、教会で行われる礼拝や儀式(典礼)や聖歌も各地で独自のものを作り上げていきました。

8世紀になり、各地でばらばらだった教会の典礼が「ローマ・カトリック教会の方式」に統一されました。この時聖歌も形式や歌い方が定められて「グレゴリオ聖歌」と呼ばれる聖歌が誕生しました。

グレゴリオ聖歌は単旋律、一声部のみの旋律というのが大きな特徴です。

上はグレゴリオ聖歌の写本です。

4本線に四角い音符です。

関連記事

ロマン派音楽 3

18世紀までの作曲家は、パトロンのもとで(パトロンの要求の通りに)作曲していました。 (ロマ

記事を読む

ウィーン古典派のオーケストラ

バロック期のオーケストラは、ヴァイオリンなどの弦楽器だけで構成されていることがほとんどでした。

記事を読む

ロマン派音楽 2

ロマン派音楽以前は、ほとんどの場合「一度演奏したらそれで終わり」ということが多かったようです。作曲

記事を読む

近代の西洋音楽3「表現主義音楽」

ドイツで20世紀初頭に生まれた「表現主義」は、人間の内面と主観的な感情を描こうとしています。

記事を読む

ロマン派の音楽 4

ドイツでは、ワーグナー(1813〜1883)がオペラを進化させ「総合芸術」という新しいスタイルを生

記事を読む

ウィーン古典派の音楽

(ウィーン)古典派とは、18世紀末ごろから19世紀初頭にウィーンで活躍する音楽家によって作曲された

記事を読む

no image

近代の西洋音楽 3「新古典主義音楽」

「新古典主義音楽」は、ロマン派音楽、印象主義音楽、表現主義音楽を否定するところから始まりました。

記事を読む

ロマン派の音楽 6

ブラームス(1833〜1897)は、音楽で音楽以外のものを表現しようしなかった作曲家です。

記事を読む

古典派の巨匠ベートーヴェン

古典派の音楽様式のレベルを高めて、次世代の作曲家たちに絶大な影響を与えたベートーヴェン(1770~

記事を読む

バロック期のヴァイオリン

名器として名高いストラディヴァリス(1644〜1744)やガルネリ・デルジェス(1698〜1744

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑