古代の西洋音楽

公開日: : 音楽歴史の小話

現在の西洋音楽は、古代ギリシャ音楽にあるといわれています。

音楽music という言葉の起源は、ギリシャ語の「ムシケー」で、「音楽」「詩」「舞踏」の総称でした。

その頃(紀元前6世紀頃)には「アウロス」という縦笛や、「リラ」「キタラ」という弦楽器があり、祭典で使われていました。

上はリラという竪琴
古代メソポタミア・エジプト・ギリシャなどで使われていた竪琴。
共鳴胴に2本の支柱を立て、これに横木を渡して数本の弦を張ったもの。

紀元前6世紀頃の哲学者たちは「音楽は数と深い関係にある」と考えました。

そのうちの一人「ピタゴラス」はは音が整数比で音程を作っていることを発見しました。

「弦の長さを半分にすると1オクターブ上がる」「さらに半分にするともう1オクターブ上がる」というように、弦の長さと音の高さが反比例するということに気づいて、音を高さの順に並べた「音階」を発見しました。

関連記事

近代の西洋音楽 3「印象主義音楽」

「印象主義音楽」は、20世紀初頭にフランスで生まれました。 音楽で気分や雰囲気を表現しようと

記事を読む

バロック音楽

17世紀前後のヨーロッパの文化を「バロック」といいます。 当時の音楽は王侯貴族の好みに合わせ

記事を読む

ウィーン古典派のオーケストラ

バロック期のオーケストラは、ヴァイオリンなどの弦楽器だけで構成されていることがほとんどでした。

記事を読む

近代の西洋音楽 1

19世紀の後半から20世紀の初めは、自分たちの民族を大事にしようとする「ナショナリズム:民族主義」

記事を読む

ロマン派音楽 2

ロマン派音楽以前は、ほとんどの場合「一度演奏したらそれで終わり」ということが多かったようです。作曲

記事を読む

音楽の誕生

音楽は3つの要素で成り立っています。 「リズム」「メロディー」「ハーモニー」の3つです。

記事を読む

中世の音楽 2

9世紀から10世紀にかけての教会音楽は、グレゴリオ聖歌のような単旋律から多声音楽(ポリフォニー)に

記事を読む

中世の音楽 1

中世(5〜14世紀頃)、音楽はキリスト教の発展と共に進化しました。 古代の教会では、大勢の人

記事を読む

ウィーン古典派の音楽

(ウィーン)古典派とは、18世紀末ごろから19世紀初頭にウィーンで活躍する音楽家によって作曲された

記事を読む

ロマン派の音楽 4

ドイツでは、ワーグナー(1813〜1883)がオペラを進化させ「総合芸術」という新しいスタイルを生

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑