古代の西洋音楽
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音楽歴史の小話
現在の西洋音楽は、古代ギリシャ音楽にあるといわれています。
音楽music という言葉の起源は、ギリシャ語の「ムシケー」で、「音楽」「詩」「舞踏」の総称でした。
その頃(紀元前6世紀頃)には「アウロス」という縦笛や、「リラ」「キタラ」という弦楽器があり、祭典で使われていました。

古代メソポタミア・エジプト・ギリシャなどで使われていた竪琴。
共鳴胴に2本の支柱を立て、これに横木を渡して数本の弦を張ったもの。
紀元前6世紀頃の哲学者たちは「音楽は数と深い関係にある」と考えました。
そのうちの一人「ピタゴラス」はは音が整数比で音程を作っていることを発見しました。
「弦の長さを半分にすると1オクターブ上がる」「さらに半分にするともう1オクターブ上がる」というように、弦の長さと音の高さが反比例するということに気づいて、音を高さの順に並べた「音階」を発見しました。
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