ヴァイオリンのポジション移動

公開日: : ヴァイオリンの小話

ヴァイオリンを始めて ファーストポジションが安定してきた頃に 始める「ポジション移動」: 左手指(の人差し指を軸にして)で押さえる弦の位置が移動する動き。

ほとんどの場合、サードポジション(3:薬指の位置に1:人差し指が移動する)から練習します。

このポジション移動は、左手の重要なテクニックのひとつです。ポジション移動の時「どこからどこのポジションに移動するか」を分かっていることが大切です。

例えば、E線のファーストポジションのファから、6度上のレに跳ぶとします。そのレを4の指で押さえるとしたら、第何ポジションに移動するかを知っておくようにします。もし「なんとなく」の勘だけを頼りにして4の指を伸ばしたら、正しい音程をとるのが「運が良ければ」になってしまうかと思います。

この例の場合、E線でレを4の指で押さえるのは 3ポジションです。まず、1の指を3ポジションのラに正確に移動させるように意識します。そして そこから4の指を置くようにします。

移動する時は、手の(ひらの)形が変わってしまわないように気をつけましょう。

ヴァイオリンを始めて来月でおよそ一年になるAちゃんとお母様。今日のレッスンで、ポジション移動に初チャレンジです♫

関連記事

演奏する作品を知ること

「今取り組んでいる」または「これから弾いてみようと思う」曲を、もっと「その曲らしく弾きたい」時は、

記事を読む

ヴァイオリンの「運動」

ヴァイオリンの演奏においての「運動」は、ある特定の筋肉の組み合わせが働く事を指します。 この

記事を読む

ヴァイオリンの弓をまっすぐに

ヴァイオリンが「弦を弓でこすって音を出す楽器=擦弦楽器」です。 効果的に こするのには、弦に対

記事を読む

ヴァイオリンの大きさ

ヴィオラ(コントラバスなども)は、楽器によって結構大きさに違いがあります。 それに対して(フル

記事を読む

ヴァイオリンの肩当て

少しでも快適にヴァイオリンを弾きたいと工夫しているYさんが、ネットで見つけた肩当ては、高さ(厚み)が

記事を読む

ヴァイオリンのヴィブラート

ヴィブラートは、物理的には「音程を上下に揺らすこと」です。 ヴィブラートは、気の向くままに(い

記事を読む

休符を大事に

「演奏上手な人は、休符のとり方が上手なんです。」 と、演奏家の先生に教わったことがあります。 休符

記事を読む

ヴァイオリン練習便利グッズ

「最近購入したものなのですが、使いやすく便利です。」 と、Kさん。 譜面台に直接置くと、落下して

記事を読む

ヴァイオリンの練習 28

「ヴァイオリンの練習は夜10時30分から11時30分までの時間にする事が多いです。 ほとんど毎日す

記事を読む

ヴィブラートにチャレンジ

「スプリングコンサート」が終わったので、ヴィブラートに挑戦したいと思います!」 と、Tさん。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑