ヴァイオリンのヴィブラート
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
ヴィブラートは、物理的には「音程を上下に揺らすこと」です。
ヴィブラートは、気の向くままに(いつでも見境なく)かけるテクニックではありません。
曲を弾く時、どのようなところでヴィブラートを使うのかを考えてみます。
プロのヴァイオリニストは、ひとつの曲に取り組む時、最初は「ノンヴィブラート(ヴィブラート無し)」で弾いてみます。次にボーイングによって音楽の表現を付けていきます。その後に、もっと表現を豊かにしたい場所にヴィブラートを加えていきます。
さらに、ヴィブラートをかけようと思う音に「どのくらいの幅の」「どのくらいの速度の」ヴィブラートをかけると良いか?を考えます。ヴィブラートの使い分けは、曲のイメージに応じて行います。
私の恩師は「左指の(ヴィブラートをかけている)状態を見れば、その雰囲気、表現している音楽が分かります。」とおっしゃっていました。
Sさんは「ヴィブラートの習得」順調に頑張っています♫
関連記事
-
ヴァイオリン練習を消音で
お家では楽器だけでなく「なるべく静かに」と心がけているMさんが考えついたヴァイオリン消音のアイディ
-
楽器なしのヴァイオリン基礎練習
長期出張(数日〜数週間)のあるお仕事のMさん。 荷物の量も(周りの人のことも)考えて、ヴァイオリ
-
(ヴァイオリンを含めて楽器の)ピッチ
ピッチ(ヘルツ)の世界標準ができたのは、第二次世界大戦後のことです。1955年、国際標準化機構(IS
-
ヴァイオリンの毎日の練習
基礎練習は自分に余裕のあるもので行うと成果が出やすいものです。 (難しい曲は自分の知識のためにやり
-
ヴァイオリン練習 1
「朝ごはんを食べて、落ち着いた後に弾いています。 夕食の前に練習することもあります。」 と、Yさん
-
ヴァイオリンのチューナーに 1
ヴァイオリンの音程を確かめるのに便利なチューナー。 「譜面台の上に置くと、落としたりする事もあるの
-
ヴァイオリンの練習 29
「ヴァイオリンの練習は、平日夜の9時頃にしています。 週末はまとめて練習を頑張っています。」 と、
- PREV
- ホール演奏無事終了♪
- NEXT
- ヴァイオリンの水彩画