ヴァイオリンのヴィブラート

公開日: : ヴァイオリンの小話

ヴィブラートは、物理的には「音程を上下に揺らすこと」です。

ヴィブラートは、気の向くままに(いつでも見境なく)かけるテクニックではありません。

曲を弾く時、どのようなところでヴィブラートを使うのかを考えてみます。

プロのヴァイオリニストは、ひとつの曲に取り組む時、最初は「ノンヴィブラート(ヴィブラート無し)」で弾いてみます。次にボーイングによって音楽の表現を付けていきます。その後に、もっと表現を豊かにしたい場所にヴィブラートを加えていきます。

 さらに、ヴィブラートをかけようと思う音に「どのくらいの幅の」「どのくらいの速度の」ヴィブラートをかけると良いか?を考えます。ヴィブラートの使い分けは、曲のイメージに応じて行います。

私の恩師は「左指の(ヴィブラートをかけている)状態を見れば、その雰囲気、表現している音楽が分かります。」とおっしゃっていました。

Sさんは「ヴィブラートの習得」順調に頑張っています♫

関連記事

ヴァイオリン譜の標識

ヴァイオリンに限ったことではありませんが「音楽標識を正しく理解する…もとの意味を知る」と、表現力を

記事を読む

ヴァイオリンの練習 27

「ヴァイオリンの練習は、夜子供たちの事が終わって余裕のある時にしています。」 と、Cさん。

記事を読む

ヴァイオリン音楽も便利に♫

昨日は電気量販店で、スピーカー売り場の「Google Nest Hub」を買ってきました。 使い

記事を読む

バッハのヴァイオリン 2

二十世紀の後半までは、バッハの楽譜でも有名なヴァイオリニストや教師が校訂(スラーや強弱を独自の解釈

記事を読む

ヴァイオリンのニス

「30年にわたってヴァイオリンの名器を収集してきたタリシオ死去のニュースをいち早く聞きつけ、遺族か

記事を読む

ヴァイオリンのスピッカート&スタッカート

「スピッカートが出来るようになったんです!」 と嬉しそうな笑顔のSさん。 スタッ

記事を読む

ヴァイオリンの音階練習

ヴァイオリンを始めてしばらくすると…「HAUCHARD」の最初の教本が終わると同時に始める「小野ア

記事を読む

ヴァイオリンの松やに

先日弦楽器工房で勧められて購入した松やに「Leatherwood Bespoke 」。オーストラリ

記事を読む

ヴァイオリンの弓も

趣味で「ヴァイオリンを製作中」のOさん。 仕上げのニス塗りの「ニスを乾かす時間」の有

記事を読む

バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」

先日レッスンのSさんが、とても良い「バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」の資料を持

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑