重音をきれいに

公開日: : 未分類

当教室でヴァイオリンを始める方のほとんどが使用している「HAUCHARD」では、早くも2ページ目に重音練習が出てきます♫

開放弦の重音練習を初歩の段階(ヴァイオリンを始めて2週間くらい)からすることによって、調弦(開放弦を正しい音程に合わせる)も早いうちから出来るようになっています。バランスよく 弓の重みを2本の弦の上にのせるように練習をします。

この「HAUCHARD」が49番のG-Dur(ト長調)の音階に進んだあたりで弾く(平行して使う教本から抜粋する)曲「ウェーバー作曲 狩人の合唱」の最後に重音が出てきます。

重音は、ご存知のとおり和音です。これを綺麗に響かせるためには左指が正しい音程を押さえていることが大切です。音程がとれるようになったら、2本の弦にかかる弓の圧力を均等にする弾き方を身につけていきます。

また、重音によっては、メロディーの音を少し大きめにするために、重みの比率を6:4くらいにする方が良い場合もあります。「新しいヴァイオリン教本 第2巻」に出てくる「リュリ作曲 ガヴォット」の後半に出てくるなどは、メロディーラインを より響かせて弾けるように練習します。

このような重音の弾き方、鳴らし方をマスターする方法で一番効果的なのは「重音の音階を練習」することです。この練習をする時の弓の圧力は 5:5 になるようにします。この5:5の感覚が身についてくると、6:4 または7:3 などのメロディーを際立たせる奏法も出来るようになっていきます。

今日レッスンにいらしたKさんは「バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタ第三番」に取り組んでいらっしゃいます。全体に重音奏法がわたって出てきます♫

関連記事

親子でヴァイオリン

昨日、3歳の女の子が久しぶりのレッスンにやってきました。4ヶ月前に若~いお母さんと一緒にヴァイオリン

記事を読む

クリスマスコンサートに向けて 7

今週のレッスンから「クリスマスコンサート」に出演予定の生徒さんは、リハーサル形式のレッスンをしていま

記事を読む

お手頃価格のヴァイオリン

今日は、いつもお世話になっている弦楽器工房で、一番低価格のヴァイオリンセットのカタログを見せ

記事を読む

ヴァイオリンレッスン 11回目

今日も「弓の体操」からレッスンが始まりました。 以前より疲れず、動きもしなやかになってきていま

記事を読む

効率の良いヴァイオリン練習

短時間でテクニックを身につけて、練習の効果を引き出すには、効率良くポイントを押さえていく事が大切です

記事を読む

ヴァイオリン教室仲間

ヴァイオリンは、プライベートですので、前後の生徒さん以外の方にお会いする事は少ないです。 でも

記事を読む

静かに始まるヴァイオリン曲の弾き方

Iさんの取り組んでいらっしゃる「ショーソン作曲 ポエム」は、静かに始まる(幻想的、神秘的な)曲です。

記事を読む

ヴァイオリンの左手の形

「自分のヴァイオリンの左手の形が気になっているんです。」 と、Kさん。 演奏仲間と「シュ

記事を読む

楽譜(資料)は多いほうが

「できるだけ楽譜に忠実に」が最近の主流です。 特にバッハは、様々な楽譜が出版されています。

記事を読む

明けましておめでとうございます

昨年中は大変お世話になり本当にありがとうございました。 本年も どうぞよろしくお願い申し上げま

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑