ヴァイオリンを持たずに楽譜を

公開日: : 未分類

楽譜を丁寧に読むことは、とても大切です。

まずは、楽譜に忠実に読んでいきます。楽譜に書かれているのは、音符だけではありません。音符の他に、標識や音楽記号などの細かい指示にも注意します。曲の冒頭には「Allegro(アレグロ)」や「Moderato(モデラート)」「Adagio(アダージョ)」などや、強弱記号(ダイナミック)というような、曲想について書いてあります。

 

「アダージョ」は一般的に「ゆっくりと」という意味で使われている音楽用語ですが、イタリアの語源をたどっていくと、「アダージョ(A+agio)」という語源から成立している言葉です。この「agio」には「くつろぎ」「ゆとり」といった意味があります。

「アレグロ」は普通「速く」と書かれていますが、実は「アレグロ」には速度を表す意味はなく基本的な意味は「陽気に」「楽しい」「明るい」といったものです。「アレグロ」で大切なのは「軽さとテンポ感」です。

「ドルチェ(Dolce)」は「甘い」という意味です。「砂糖の甘さ」を表すドルチェ。イタリアではお菓子のことを「ドルチェ」といいます。「ドルチェな女の子」は「可愛くて優しい女の子」。音楽「で「ドルチェ」を表現する場合は「聴く人の心を甘く、とろけさせるような表情をつくる」ことが大切です。

img_4812

 

そういった「音楽用語」「音楽記号」などの意味を知ることは、楽譜に書かれた「音楽を読む」のに大切です。

ヴァイオリンを持たずに楽譜を見ることは重要です。

関連記事

ヴァイオリン教室の体験レッスン

昨日、体験レッスンに来てくれたKさんとMちゃん。 Mちゃんは外国で二ヶ月ほどヴァイオリンを習っ

記事を読む

バッハ作曲パルティータ第1番

間近に迫った「スプリング・コンサート」プログラム最後は、Kさんの「バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンパル

記事を読む

ヴァイオリン選び

今日ヴァイオリンレッスンスタートのKさん。 ヴァイオリン選びも楽しんで、ネットでも調べてみたそ

記事を読む

次のコンサートに向けて 2

Mちゃんは、先日の「スプリング・コンサート」で「ウィニアフスキー作曲 オベルタス」の前半部分を弾きま

記事を読む

ヴァイオリンの音程を聞く時

人気ヴァイオリニスト、五島龍のお母さんが「龍君に絶対音感があることが判ったから、ヴァイオリン

記事を読む

ヴァイオリンライフを楽しんで♫

当教室にいらした時は、楽譜を読んだ経験がほとんどなかったAさん。 昨日のレッスンでは、新しい小

記事を読む

「クリスマスコンサート」に向けて 8

今年の「クリスマスコンサート」では「ザイツ作曲 コンチェルト第2番 第一楽章」を演奏する予定のTさ

記事を読む

オーケストラの中のヴァイオリン

昨夜のオーケストラはブルックナー交響曲第8番の第2,4楽章でした。 ヴァイオリンを一人で弾いて

記事を読む

ヴァイオリンコンチェルトに

ヴァイオリンを始めてから(一週間に一度のレッスンと(時間は多くなくても)毎日練習していると)およそ1

記事を読む

ヴァイオリン演奏とは

優れたヴァイオリニストであり、優秀な教師であったアーサー・ハートマン。そのハートマンが、真剣なヴァイ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑