ヴァイオリンで歌うように
公開日:
:
未分類
「クリスマスコンサート」の一部最後に演奏したKさんは、しっかりしたテクニックの持ち主です。
それは日頃から…というか、ヴァイオリンを初めてから毎日欠かさず練習を重ね、基礎練習も弛みなく続けているから。本当にしっかりしたお嬢さんです。
今回のコンサートでは(その高度なテクニックに)「メロディーを歌う」のをプラスすることに挑戦しました。Kさんは、その「メロディーを歌って演奏する」のを精一杯、でも落ち着いて弾き切りました。今までの演奏に、音楽性が加わってとても良い演奏でした。
演奏曲目の「ウィニアフスキー作曲 コンチェルト第2番」は、美しいメロディーがいくつも出てきます。
この美しいメロディーを演奏するのなら、誰でも歌うように弾きたいと思います。大事なのは、その「歌いたい」という気持ちをストレート(そのまま素直に)表現することです。人によっては「恥ずかしいな」「ちょっと照れくさいな」と思ってしまったりしますが、その気持はどこかに置いておきます。「意外な自分」を誕生させる…殻を破る…というようなことです。俳優、女優になりきって、曲を聴衆に紹介するという気持ちで演奏します。
以前恩師が「ヨーロッパの人達は、身振り手振りと共に、とても表現豊かに話すでしょう?そういうボディランゲージを取り入れると、音楽がもっと豊かになります。」「大げさなのではなく、それがヨーロッパのごく普通の表現なのです。ヴァイオリンは、ヨーロッパの楽器なのですから。」とおっしゃっていました。
「クリスマスコンサート」で、初めてKさんの演奏を聴いた男の子のお父様は、
「とても感動しました。堂々とした弾きっぷりで、すごく良い刺激になりました。」とおっしゃっていました。
関連記事
-
-
ヴァイオリンの演奏スタイル
「ジョゼフ・ジンゴールド」は、私(講師)がアメリカで3年半レッスンを受けたブレア音楽院のティール先生
-
-
ヴァイオリンのスピッカート
スピッカートは、細かい音符を軽やかに弾くボーイングです。 軽く弾こうと思って、かえって手や腕が
-
-
好きな曲をヴァイオリンで
先日、レッスンに来たMちゃんはヴァイオリンを出すと「私、いつもこの曲を弾いているんの。」とアニメや歌
-
-
講師のミニリサイタル
今日3月1日、講師のミニリサイタルが当教室レッスン室で、無事終了しました。 今回のプロ
-
-
ヴァイオリンの練習時間
「練習不足で..」という言葉を聞くと、反射的に「私もそうです。」と思ってしまいます。 特に最近
-
-
お小遣いでヴァイオリン
弟さんがヴァイオリンを習っているRさんは、今月から初めてヴァイオリンを始めることにしました。
-
-
オーケストラの中のヴァイオリン
昨日もオーケストラに行ってきました。 先週より練習はしたつもりでも「まだまだ練習不足」
-
-
クラッシックコンサートへ行く時は
今日の「中高生新聞」に「クラッシックコンサートを楽しむためのマナー」という記事がありました。
-
-
フランスのヴァイオリン曲
今日は「ショーソン作曲:ポエム」を勉強中のKさんと、音楽大学の先生のレッスンを受けに行ってきました。
-
-
ヴァイオリンレッスン再開♫
プライベートが忙しくなって、数ヶ月ほどお休みなさっていたMさん。 昨日久しぶりにメールで、今日
- PREV
- 高度テクニックのヴァイオリン曲挑戦の後で
- NEXT
- 新しいタイプのヴァイオリン曲に挑戦