ヴァイオリンのダイナミック 2

公開日: : 未分類

新しい曲を見る時「いきなり音を出さずに耳の中で鳴らしてみてから」「全体をみてから」音を出すのが良いといわれています。

ヴァイオリンを弾かずに楽譜を見て、どこにクレッシェンド(だんだん大きく)があってその先にあるのは、f か p などの曲の情報、指定をチェックしてする習慣を持つと、演奏レベルアップします。

ヴァイオリンの演奏にダイナミックをつけるためには、例えば音量をだんだん大きくしたい場合、弓の使い方をどう変えれば良いかというと

*弓をだんだんスピードアップする…使う幅を増やす。

*弓を指板(左指を置く黒い板の部分)寄りから駒(ブリッジ)のほうへ寄せていく。

*弓にだんだん重みをかけていく。

*弓を寝せていたのを(使う弓の毛が少ない)だんだん立てて、毛の量を増やしていく。

以上4種類を全部か、必要なまたは可能な分を行うと、ヴァイオリンの音は大きくなります。

でも重要なことは、良い音の範囲でやることです。

そして、自分の出せる一番大きい音と小さい音を弾いて出してみます。

そして、今から弾く曲の一番大きい箇所と小さい箇所をチェックして、全体の音量配分を考えます。あとは、音量だけでなく、そのダイナミックの持つ性格..力強いか、広がりのあるものかなどを、自分なりに決めておくと、その曲の演奏にメリハリがついていきます。

さらに、ここの P は何パーセントかハッキリしておくと、弾きやすくなります。

先日のレッスンで、生徒さんに「ここの p は何パーセント?」と聞いたところ、「15パーセントくらいかと思います。」という答えが返ってきました。なるほど、それくらいがちょうどピッタリなメロディー箇所でした♪

 

 

 

関連記事

パーティーで喜ばれるヴァイオリンの曲

ちょっとしたパーティーで弾くと喜ばれるヴァイオリンの演奏。 パーティーの開かれる場所(会場の大きさ

記事を読む

ヴァイオリンのヴィブラート

ヴァイオリンのヴィブラートは、2種類あります。 「腕からかける:アーム式」ヴィブラートと、「手

記事を読む

始めたばかりのヴァイオリン練習

先日楽器店で、大手楽器メーカーの教室で教えているチェロの先生に「なるほど」と思う話しを聞きました。

記事を読む

手の小さい人が弾きやすいヴァイオリン曲

アメリカでお世話になったBlair Music School(ブレア音楽院)のC.Teal(ティール

記事を読む

ヴァイオリンの弓先まで楽に♫

弓の持ち方がある程度出来るようになってきたMちゃんとMさん。 弓の真ん中あたりは良い音が出てい

記事を読む

「サマーコンサート」に向けて 6

今回の「サマーコンサート」では、ヴァイオリン教本初めて出てくる「リーディング作曲 コンチェルト」を演

記事を読む

ヴァイオリンの左手の形

「自分のヴァイオリンの左手の形が気になっているんです。」 と、Kさん。 演奏仲間と「シュ

記事を読む

ヴァイオリンの左手の形

安定した音で弾くには、左指が正しいフォームで、常に正しい位置(音程の正しいの場所)に指を置くことが必

記事を読む

サマーコンサートに向けて 1

6月に入り「サマーコンサート」(7月23日予定)が来月に迫ってきました。 いつもコンサートに「

記事を読む

秋から弾きたいヴァイオリンの曲

日ごとに秋が深まってきました。樹の葉の色を見たり、どんぐりや栗の実などをみつけると「秋だなあ。」と改

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑