オーケストラの中のヴァイオリン

公開日: : 未分類

昨夜のオーケストラはブルックナー交響曲第8番の第2,4楽章でした。

ヴァイオリンを一人で弾いているのも楽しいですが、オーケストラの中で弾くと、その楽しみは倍増します。

もしヴァイオリンを習っていて、ある程度弾けるようになったら是非体験して頂きたいのはオーケストラです。今はどうなのか知りませんが、ここ世田谷区には20年以上前から3つのアマチュアオーケストラがあると聞いたことがあります。数年前には、当教室の小学生の生徒さんが「世田谷ジュニアオーケストラ」に入団し演奏していました。

IMG_2828

 

今回のオーケストラでも、指揮者の木村先生の指導は、機知に富んだとても勉強になることがたくさんありました。

*ブルックナーは、とても素朴な音楽。オシャレでは全然なく、どちらかと言えば田舎風。

*同じモチーフ(メロディーを形成する短い動機)が必ずといっていいほど3回繰り返される。その3回目が重要で、1回目は普通に弾き、2回目は(ちょっと表現は良くないけれど)手を抜き、3回目はしっかり弾く。

*これはブルックナーに限らず大抵の場合、ゆっくりな楽章は、短い音符ほど(例えば16分音符)たっぷり演奏する。ただし、その時の音符の長さ(時間)は長くならないように気をつける。

などのほか、「dim.(だんだん小さく)という楽語の後に、強弱(pやppなど)がない、つまり演奏者に任されている。うまいですね。」というような「なるほどそうか」と思うこともたくさん。自分での楽譜の読み方にも役に立ちます。

その色々な話で一番印象に残ったのはp(小さく)という楽語のついた音の表現の多様性でした。

*優しく

*暖かく

*祈るように

*純粋なピュアな心で

*カサカサした感じで

*pでも、ここはしっかり

その指揮者の一言で、オーケストラの演奏はガラリと変わります。

本当はもっともっと様々な p があるんでしょうね!そんな音色の変化、これからもっと演奏してみたいです。

関連記事

スキマ時間にヴァイオリン練習♫

お家に帰った後は、時間が遅いため なかなか音の出る練習が難しいMさん。 Mさんは意を決して、ス

記事を読む

ヴァイオリンでアイリッシュ音楽を

「アイリッシュ」のフィドルを演奏したくてヴァイオリンを始めたCさん。 演奏したい音源は

記事を読む

今日もクリスマスコンサートの

シフォンケーキを焼くリハーサル。 昨日は銀座で生徒さんたちのクリスマスプレゼントも買ってきました!

記事を読む

クリスマスコンサートが無事終了♪

昨日の「クリスマスコンサート」は、アットホームな雰囲気で賑やかなコンサートでした。 とにかく生

記事を読む

スプリングコンサートに向けて 4

「クリスマスコンサート」に続き、今回の「スプリングコンサート」でもポピュラーミュージック「Song

記事を読む

ヴァイオリンの重音を

「ウィニアフスキー作曲 オベルタス」を弾いているMちゃん。   今回の

記事を読む

ヴァイオリンの防音

今月から(息子さんと)始められたYさんは、お家での練習の時の「音」が少し気になっていらっしゃいます。

記事を読む

ヴァイオリン弾きましょう♫

いつも礼儀正しいMちゃんは、今日のレッスンでもきちんと「弓の体操」から始めました。 弓を持つ右

記事を読む

めずらしいヴァイオリンケース

今日「体験レッスン」にいらした方のヴァイオリンケースは、私(講師)自身初めて見た、希少性高いものでし

記事を読む

バッハ

バッハとコーヒー

バッハはかなりのコーヒー党だったようです。バッハの遺品目録には、銀の大小のポット各1個、銅のコーヒー

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑