オーケストラの中のヴァイオリン
公開日:
:
未分類
昨夜のオーケストラはブルックナー交響曲第8番の第2,4楽章でした。
ヴァイオリンを一人で弾いているのも楽しいですが、オーケストラの中で弾くと、その楽しみは倍増します。
もしヴァイオリンを習っていて、ある程度弾けるようになったら是非体験して頂きたいのはオーケストラです。今はどうなのか知りませんが、ここ世田谷区には20年以上前から3つのアマチュアオーケストラがあると聞いたことがあります。数年前には、当教室の小学生の生徒さんが「世田谷ジュニアオーケストラ」に入団し演奏していました。

今回のオーケストラでも、指揮者の木村先生の指導は、機知に富んだとても勉強になることがたくさんありました。
*ブルックナーは、とても素朴な音楽。オシャレでは全然なく、どちらかと言えば田舎風。
*同じモチーフ(メロディーを形成する短い動機)が必ずといっていいほど3回繰り返される。その3回目が重要で、1回目は普通に弾き、2回目は(ちょっと表現は良くないけれど)手を抜き、3回目はしっかり弾く。
*これはブルックナーに限らず大抵の場合、ゆっくりな楽章は、短い音符ほど(例えば16分音符)たっぷり演奏する。ただし、その時の音符の長さ(時間)は長くならないように気をつける。
などのほか、「dim.(だんだん小さく)という楽語の後に、強弱(pやppなど)がない、つまり演奏者に任されている。うまいですね。」というような「なるほどそうか」と思うこともたくさん。自分での楽譜の読み方にも役に立ちます。
その色々な話で一番印象に残ったのはp(小さく)という楽語のついた音の表現の多様性でした。
*優しく
*暖かく
*祈るように
*純粋なピュアな心で
*カサカサした感じで
*pでも、ここはしっかり
その指揮者の一言で、オーケストラの演奏はガラリと変わります。
本当はもっともっと様々な p があるんでしょうね!そんな音色の変化、これからもっと演奏してみたいです。
関連記事
-
-
一人でヴァイオリンレッスンへ
いつもは、お母様とバスで通っているMちゃん。 今日初めて一人で自転車に乗っていらっしゃいました
-
-
今日はピアノ発表会で
本日6月3日(日)は、講師の妹(松田かおり)のピアノ発表会でした。 およそ30人のピアノの生徒
-
-
今日もヴァイオリン・アンサンブル♫
昨日も「ヴィオラ・リサイタル」を聴きにいらしたMさん。(とても素晴らしい演奏会だったそうです)
-
-
効率の良いヴァイオリン練習
短時間でテクニックを身につけて、練習の効果を引き出すには、効率良くポイントを押さえていく事が大切です
-
-
「2017 スプリングコンサート」無事終了♪
昨日、暖かく良いお天気に恵まれた「スプリングコンサート」。 和やかな雰囲気の中、たくさんの方に
-
-
ヴァイオリン教室のすぐそばの桜並木道
「桜丘」の名前に合わせて植えられたと聞いていますが、ヴァイオリン教室のすぐそばのバス通りは、桜並木で
-
-
ヴァイオリン音階の練習ポイント
ヴァイオリンの音階教本「カール・フレッシュ 音階教本」は、ひとつの調が、5ページにわたる、本格的な音
-
-
体験レッスンのお申込みの方へ
体験レッスンをお問い合わせ下さる方へ もしも、貴方様のiPhoneや携帯電話、パソコンが(私の
-
-
ヴァイオリンは(ほとんど)変化していない
ヴァイオリン属の高弦楽器の原型が登場したのは1520年代といわれています。ヴァイオリンの製作者「始祖
-
-
好きな曲をヴァイオリンで
先日、レッスンに来たMちゃんはヴァイオリンを出すと「私、いつもこの曲を弾いているんの。」とアニメや歌
- PREV
- ヴァイオリンの練習時間
- NEXT
- 今週のヴァイオリンレッスン











