今週のヴァイオリンレッスン
公開日:
:
未分類
今週のヴァイオリンレッスンのポイントは、「イメージを持って弾く」です。
有名なヴァイオリニストであり、名教師だった江藤俊哉先生は「心にイメージを持たないで音を出した人の音楽はすぐ分かりますよ。もはや音楽ではなくて、無味乾燥な音の高低ですよ。そんなの誰も聴きたくないですよね。」とおっしゃっていらっしゃいます。
プロのヴァイオリニストでなくても、むしろ貴重なプライベートの時間を使ってヴァイオリンを奏でるのならなおさら、自分の心の中に持ったイメージに出来るだけ近い音楽を、ヴァイオリンを弾きたいと思いませんか?
もちろん弾けるようになるには、数々の練習が必要になります。その練習をクリアしなければ、いつまでたっても弾けるようにはなりません。
練習は仕方がない事ですが、その練習中に、イメージが何処かにいってしまっているのでしょう。フレーズを練習しながら、その場所に浮かぶはずのイメージが切り離されてしまっていないだろうか?ということです。
実際にイメージを浮かべながら練習するのは、結構エネルギーが要ります。…疲れていたりすると、「とりあえず心を入れないで機械的にさらっておこう」と思ってしまいます。でも、ここが分岐点。技術と芸術を切り離していくら練習しても、それどころか練習すればするほど「イメージのある音楽」から遠ざかってしまいます。
私自身もこの「イメージ」、つまり「心」を忘れて練習してしまっていることが、多かったんだなあと振り返ります。もっと「感動する心」「ときめく興奮」をもってヴァイオリンを弾き始めると、(そのちょっとした心の持ちようで)ヴァイオリンを練習するのがこんなにも充実したものに変わるんだと身にしみています。
今週のヴァイオリンレッスンでは、生徒さんそれぞれの曲の一部をピックアップして「イメージのある音楽」への練習方法をお伝えしています。
関連記事
-
-
クリスマスコンサートに向けて 2
およそ一ヶ月前になった「クリスマスコンサート」。今回のコンサートでは「ヴィヴァルディ作曲 コンチェル
-
-
ニューイヤー・コンサートへ
今日は「前橋 汀子 ニューイヤー・コンサート」へ行って来ました。 前橋汀子さんは、日本を代表する国際
-
-
2019年コンサートの準備
昨日は、実家で妹と来年の発表会のプログラムの打ち合わせをしてきました(2019年6月1日(土)に埼玉
-
-
クリスマスコンサートに向けて 6
「ヴィヴァルディ作曲 2台のヴァイオリンのためのコンチェルト イ短調」を演奏予定のMちゃんとお母様の
-
-
ヴァイオリンケース用楽譜入れ
国内線飛行機の機内持ち込み出来るヴァイオリンケースにも取り付けられる楽譜入れ。ハンドバックとヴァイオ
-
-
ヴァイオリンのポジション移動練習
ヴァイオリンの教本「セヴシックの Op.8 」はポジション移動の練習です。今日のレッスンでもKさんは
-
-
クリスマスコンサートの伴奏合わせ
今日は「クリスマスコンサート」のピアノ伴奏合わせをしました。 どの生徒さんも、終わる頃には、い
-
-
ヴァイオリンで重音を弾く時に
ヴァイオリンで2本以上の弦を同時に弾く時に ①まず重音の下の音から別々に弾き、音程を確かめる ②そ
- PREV
- オーケストラの中のヴァイオリン
- NEXT
- ヴァイオリンレッスン 9回目