今週のヴァイオリンレッスン

公開日: : 未分類

今週のヴァイオリンレッスンのポイントは、「イメージを持って弾く」です。

IMG_2832

 

有名なヴァイオリニストであり、名教師だった江藤俊哉先生は「心にイメージを持たないで音を出した人の音楽はすぐ分かりますよ。もはや音楽ではなくて、無味乾燥な音の高低ですよ。そんなの誰も聴きたくないですよね。」とおっしゃっていらっしゃいます。

プロのヴァイオリニストでなくても、むしろ貴重なプライベートの時間を使ってヴァイオリンを奏でるのならなおさら、自分の心の中に持ったイメージに出来るだけ近い音楽を、ヴァイオリンを弾きたいと思いませんか?

もちろん弾けるようになるには、数々の練習が必要になります。その練習をクリアしなければ、いつまでたっても弾けるようにはなりません。

練習は仕方がない事ですが、その練習中に、イメージが何処かにいってしまっているのでしょう。フレーズを練習しながら、その場所に浮かぶはずのイメージが切り離されてしまっていないだろうか?ということです。

実際にイメージを浮かべながら練習するのは、結構エネルギーが要ります。…疲れていたりすると、「とりあえず心を入れないで機械的にさらっておこう」と思ってしまいます。でも、ここが分岐点。技術と芸術を切り離していくら練習しても、それどころか練習すればするほど「イメージのある音楽」から遠ざかってしまいます。

私自身もこの「イメージ」、つまり「心」を忘れて練習してしまっていることが、多かったんだなあと振り返ります。もっと「感動する心」「ときめく興奮」をもってヴァイオリンを弾き始めると、(そのちょっとした心の持ちようで)ヴァイオリンを練習するのがこんなにも充実したものに変わるんだと身にしみています。

今週のヴァイオリンレッスンでは、生徒さんそれぞれの曲の一部をピックアップして「イメージのある音楽」への練習方法をお伝えしています。

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

ヴァイオリンでアイリッシュ音楽を

「アイリッシュ」のフィドルを演奏したくてヴァイオリンを始めたCさん。 演奏したい音源は

記事を読む

no image

サマーコンサート

昨日「2016 サマーコンサート」が無事終了致しました。 予定のプログラムに2つの飛び入り参加

記事を読む

ヴァイオリン教室の看板

教室入口に看板をかけようと思い立ち作ってみました。まだ改良できそう?

記事を読む

オーケストラ 小話

1600年頃のイタリアでは、古代ギリシャの劇の再現の場内で演奏する場所のことを、ギリシャ語にならって

記事を読む

(基礎)オーケストラ演奏会

昨日は「子供のための音楽教室」の「基礎オーケストラ発表会」を聴きに行ってきました。 小学3,4

記事を読む

ヴァイオリンの調弦

ヴァイオリンの調弦は、まずA線をAに合わせて、次にD線、G線、E線という順番で合わせます。どの弦もそ

記事を読む

楽譜(資料)は多いほうが

「できるだけ楽譜に忠実に」が最近の主流です。 特にバッハは、様々な楽譜が出版されています。

記事を読む

ヴァイオリンのロングトーン

「HAUCHARD」の教本の最初の方は、全て白い音符...全音符、2分音符などのロングトーンの練習で

記事を読む

ヴァイオリンの指弓

「指弓」とは、まるで身体の一部であるかのよに、弓を自由にコントロールするボーイングです。この「指弓」

記事を読む

ヴァイオリンレッスン 19回目

「お家で聴いていて、ちょっと上手になってきたように思いました!」とお母様のMさん。Aちゃんはお稽古事

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

  • banner banner banner banner
S