ヴァイオリニストの系譜 1

公開日: : ヴァイオリンの小話

「自分で弾いている曲の作曲家の系譜は知っていた方が良いです。」と音大の先生もおっしゃっています。

 

♫19世紀から20世紀にかけてのヴァイオリニストの系譜♫

フランス・ベルギー派  フランス派の始祖はジャン・マリー・ルクレール(1697〜1764)といわれています。

イタリア出身のジョヴァンニ・バティスタ・ヴィオッティ(1755〜1824)は

ピエール・バイヨ(1753〜1824)

ロドルフ・クロイツェル(1766〜1832)

ピエール・ローデ(1774〜1830)

この3人の19世紀前半のフランス派の中心人物に影響を与えました。そのためヴィオッティは「フランス派の創始者」といわれています。

ベルギー出身のシャルル・オーギュスト・ベリオ(1802〜1870)はバイヨの弟子です。ベリオの頃かっr、フランスとベルギーの交流が盛んになり、フランス・ベルギー派が確立されていきました。

アンリ・ヴュータン(1820〜1881)は、ベルギー出身の大ヴァイオリニストであり作曲家でもありました。ヴュータンはベリオの門下生でした。

ポーランド出身のヘンリク・ヴィエニアフスキ(1835〜1880)は、パリでクロイツェルの弟子マサールに学び、ブリュッセル音楽院で教えるなど、フランス・ベルギー派とされています。

ベルギー出身のウジェーヌ・イザイ(1858〜1931)は、ヴュータンやヴィエニアフスキに学びました。

関連記事

ヴァイオリニストの系譜 3

ドイツでは、ルイ・シュポーア(1784〜1859)が重要な役割をしています。シュポーアの門下には、フ

記事を読む

ヴァイオリンの毎日の練習

基礎練習は自分に余裕のあるもので行うと成果が出やすいものです。 (難しい曲は自分の知識のためにやり

記事を読む

ヴァイオリン基礎練習 1

「音階練習」をやれば必ず上手になります。 その音階を「より正確に音程をとる」のに効果があるのが「ゼ

記事を読む

ヴァイオリンでクラシック音楽

クラシック音楽とポピュラー音楽との大きな違いは、「作曲家が第一」であるということです。指揮者がいる場

記事を読む

教則本で有名なヴァイオリニスト 1

「セヴシック」 当教室の生徒さんでも取り組んでいる方が少なくない「セヴシック」。ヴァイ

記事を読む

ヴァイオリンの弓使い

「今回の曲では、なるべく弓の幅を多く使うのが目標です。」 と、Mさん。 私達は

記事を読む

ヴァイオリン演奏を音楽的に

音大時代の友人ピアニストの一言。 『自分が頑張って弾く、のではなく音楽に語らせなさい、とはよ

記事を読む

ヴァイオリン譜の標識

ヴァイオリンに限ったことではありませんが「音楽標識を正しく理解する…もとの意味を知る」と、表現力を

記事を読む

ヴァイオリンで強弱記号を

音の強弱をヴァイオリンで表現する… 弓の「スピード」」「圧力:腕の重さをかける加減」「弓の毛傾

記事を読む

ヴァイオリンのペグの滑り止め

このところ何故かペグの止まらず少しずつゆるくなってしまうM君のヴァイオリン。 弦楽器山下さん

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑