ヴァイオリンの大きさ
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ヴァイオリンの小話
ヴィオラ(コントラバスなども)は、楽器によって結構大きさに違いがあります。
それに対して(フルサイズの)ヴァイオリンは、それほど大きさに違いはありません。ヴァイオリンの全長は、およそ60cm。渦巻き(スクロール)とネックの部分を除いた胴体が、およそ35.5cm前後あります。「オールド」と呼ばれているヨーロッパの銘器は、胴体の長さが約35cmで『小型』、35.6、35.7、35.8cmで『大型』となります。この微妙な大きさの違いは、作者によって違ったりします。あのストラディヴァリスは若い時、壮年期、円熟期、老年期でサイズを変えているそうです。トップクラスの演奏家は、一般的に35.5cmや35.7cmの『大型』を選ぶことが多いようです。大きさ:実測の数値と体感が違う事も多いようです。なぜかというと、ネックの長さや木の厚み(太さ)、裏板のふくらみの加減によって、ヴァイオリンを構えた時に小型の楽器なのに大きく感じたり、反対に大型の楽器でも小さく感じたりすることもあるのです。演奏家の体型…腕の長さや手の大きさ、あるいは弾き方によっても感じ方が変わる事もあります。
ヴァイオリンを売買する人の話によると「大型で裏板やスクロールの保存状態の良い銘器は、1mmの違いで1‘000万円違ってくる事もある世界」だそうです!
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