バッハのヴァイオリン 2

公開日: : ヴァイオリンの小話

二十世紀の後半までは、バッハの楽譜でも有名なヴァイオリニストや教師が校訂(スラーや強弱を独自の解釈で付けた)ものが一般的に使われていました。

最近はオリジナルを尊重した校訂譜(ベーレンライター版が有名)が使われることが多くなっています。

オリジナルの校訂譜では、同じフレーズで、一回目ろ二回目のスラーの位置が違ったりすることがよくありm。今の視点からすると「バッハ自身が書き間違えた」のか「印刷ミス」なのかと思ってしまいそうですが、バッハ自身がわざわざそうしたと考えられます。

バッハの時代は、音楽というものが「語る音楽」の時代だったので、聴き手は一回目と二回目の変化や違いを楽しんでいたようです。

関連記事

ヴァイオリンのチューニング

ヴァイオリンのチューニング(調弦)はA線から始めます。 A線とD線を5度の音程に合わせます。

記事を読む

世田谷区立小学校で

今年上用賀アートホールの「サマーコンサート」で演奏した「プロコフィエフ作曲 ピーターとオオカミ」を、

記事を読む

ヴァイオリンのドラマ:G線上のあなたと私

今日レッスンのCさん。 「クリスマスコンサート」に向けての準備もしていらっしゃいます。

記事を読む

ヴァイオリンの練習 7

「ヴァイオリンのボーイングの練習は、週に一回貸しスタジオでしています。 音程の練習は毎日しています

記事を読む

ヴァイオリンのトリル

トリルは、もとの音(主要音)とその全音か半音上の音(補助音)をすばやく交互に鳴らす奏法の事です。装飾

記事を読む

ヴァイオリンの「フラジオレット」

ヴァイオリンの「フラジオレット」は「ハーモニクス」ともいいますが、倍音奏法のことです。このフラジオレ

記事を読む

ヴァイオリンの消音

お家でヴァイオリンを「より静かに」練習する方法。 Eさんは、ネット検索などを参考に「ヴァイオリ

記事を読む

新しい「ヴァイオリンケース」に

「先日、楽器店で行われていた『ヴァイオリンケース フェア』で、店員さんにいろいろなお話を聞いている

記事を読む

ヴァイオリンのヴィブラートの効果

ファーストポジションの音程が安定して、サードポジションに馴染んできた頃に始めるヴィブラート。

記事を読む

ヴァイオリンの読譜

楽譜を読む能力を『読譜力』と呼びます。「読譜力」には様々レベルがあります。 その違いは大きく

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑