ヴァイオリンのスピッカート
公開日:
:
未分類
「ザイツ作曲 コンチェルト第2番 第三楽章」を始めたKさん。
Kさんのボーイングは、生き生きとした表情があります。
今週のレッスンは「スピッカート」を中心にしました。楽譜の音符の上の「スタッカート(・)」に用いる事の多い奏法です。
「ボーイング」とは、奏者が意思をもって動かす右手の動き、運弓動作のことです。ボーイングの要素には「水平運動」と「垂直運動」があります。「水平運動」は弦に弓の毛が常に触れた状態での横の動きをいいます。最初に習うボーイングは、この動きが中心です。
「垂直運動」は弦上の空間を用いた縦の動きのことをいいます。この「垂直運動」の代表的なものが「スピッカート」奏法です。
弓は「まっすぐ」弾きます。「まっすぐ」というのは「駒と弓が常に平行を保っている状態」です。弓がまっすぐ動いていない場合、弓を跳ばす奏法:スピッカートはコントロールが利かなくなり、均等に跳ばすことが出来なくなります。弓が弾んでいる最中に弓が曲がってしますと、弓が曲がってしまうと、弓の下りる位置や弓の角度が変わりそのために毎回バウンドが変化してしまうからです。
「弓は ほぼ まっすぐ」です。弓をまっすぐに弾くことは大事ですが、そればかり気にすると、かえって様々な問題を引き起こすことまありますので、頭の片隅に置いておくようにしましょう。
関連記事
-
-
ヴァイオリンコンクール
今、ヴァイオリンのコンクールは、随分増えました。 そしてこの夏休み後半から9月にかけて、そのコ
-
-
ヴァイオリンのトリル
ヴァイオリンの曲にはトリルが出てきます。トリルとは、2つの音を行ったり来たりすることです。 ト
-
-
コンサートで「いつものように」弾くには
「とにかく練習する」というのは、もちろんです。大切なのは「毎日の基本練習で基本能力を上げておく」こと
-
-
ヴァイオリニストのコーヒータイム
今朝は、生徒さんから頂いた「ヴァイオリニストのコーヒー」を淹れました(^^)
-
-
春休みのヴァイオリン
普段は学校や部活で忙しい中学生。学年末テストも無事終わり、3月&春休みに集中レッスンに来てい
-
-
サマーコンサートに向けて 5
今日レッスンにいらしたCさんは、サマーコンサートで 「ヴィヴァルディ作曲 コンチェルト ト短調
-
-
講師参加オーケストラリハーサル
昨日は、来週末軽井沢で開かれるオーケストラ(アンサンブル)のリハーサルがありました。 久しぶり
-
-
クリスマスコンサート無事終了しました♪
昨日 「2016年 クリスマスコンサート」が 無事終了しました。 お天気にも恵まれ、生徒さんと
-
-
ヴァイオリンの弦は4本
現在使われているヴァイオリンの弦は4本です。これはいつ頃から決まったのでしょうか? 16 &a
-
-
生徒さんオススメの本
昨日いらしたKさんは、先月楽器店で見つけた「正しい楽譜の読み方」という本を持ってきて下さいました。
- PREV
- ヴァイオリンの音階
- NEXT
- ヴァイオリンの音階練習♪












