作曲家の特徴
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最終更新日:2015/10/04
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今日いらした生徒さんが
「作曲家の特徴は、ひと通り知っているのですが、今弾いたヴァイオリン曲のリーディングという作曲家の和声進行は珍しいですね。」とおっしゃっていました。
作曲家には、それぞれお得意な作曲技法やお好みの音型があります。特に、歴史に名を残したような偉大な作曲家には必ずと言ってよいほど、その人ならではの個性があります。
バッハやヘンデルは対位法やフーガを駆使して譜面を組み立てていきました。対位法は約200年後のブルックナーやマーラーの交響曲にも実に効果的に用いられています。
ベートーヴェンやブラームスは変奏の名手。ちょっとした小さな素敵なフレーズが次々といろいろな形に姿を変えて効果的に耳に響いてきます。
モーツァルトの軽やかで優雅なメロディーやドヴォルザークの土の香りのするメロディーは、たとえ初めて聴く曲であっても誰が作曲した曲かすぐにわかってしまうほどの個性を持っています。
そして、偉大な作曲家は挑戦者でもありました。それまで使われてきた技法や楽器の特徴を十分に理解した上で、新たな和音やリズム、新たな楽器を使うなどの工夫が重ねられることにより、バロック、古典派、ロマン派とに代表されるような音楽スタイルの変化がもたらされてきたのです。
このようなクラシック音楽の変化・進化の歴史分かってくると曲の理解がスムーズになり、読譜の役に立ちます。
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