楽譜の調号

公開日: : 最終更新日:2017/07/09 未分類

「シャープ : ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ」

「フラット: シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ」

これは「調号の付け方」の決まりで、ト音記号とヘ音記号においては平行四辺形を描くように付けていきます。

C-Dur(ハ長調)と a-moll(イ短調)は、♯(シャープ)も♭(フラット)も全くつきませんが、他の調では、必ずそうした変化記号が付きます。それをその度に臨時記号として記していたら大変です。ですから「調号」といって、楽譜の始めの音部記号の右隣りにその調で使われる変化記号をまとめて書いてしまう方法が採られます。

♯系の長調では、最後に付いた♯の半音上が主音、♭系の長調では、最後に付いた♭の完全4度下が主音(2つ以上の♭がつ調は、最後からひとつ前の♭の位置の音がそのまま主音)になります。

 

 

当教室で「セヴシックOp.8」と「セヴシックOp.9」を勉強している生徒さんは、それぞれのメロディを全調で弾いていきます。その時「♯(♭)◯個、◯Dur&◯moll」と言ってから弾き始めます。始めは大変ですが、だんだんと慣れていきます。そして、調の響き(雰囲気)が分かるようになっていくかと思います。

Hさんは、この「調号の仕組み」の説明を聞いて、

「なるほど、やっとスッキリしました。」

と、セヴシックに取り組んでいらっしゃいます。

関連記事

no image

ヴァイオリン練習曲の代わりに 1

「音楽的にあまり価値のない多くの練習曲にたくさんの時間を割いているのは残念なことっd、音楽的にも優れ

記事を読む

クリスマスコンサートは目前に♫

明日に迫った「クリスマスコンサート」。 今週のレッスンで「本当に間に合うかしら?」と心配になっ

記事を読む

スプリング・コンサートに向けて 4

Cちゃんの「スプリング・コンサート」の演奏予定の曲目は 「スイス民謡 ホルリディア」 「

記事を読む

レッスン回数を重ねて

前回、お姉さんも一緒にレッスンに参加したAちゃん。今回のレッスンでも、レッスン室に入ってくると直ぐに

記事を読む

「サマーコンサート」に向けて 4

「だんだん ヴァイオリンを弾くのが楽しくなってきました。」 と、レッスンの終わり際に嬉しそうな

記事を読む

ヴァイオリンのハイポジション

ヴァイオリンのハイポジションで、はっきりとした音を出したい時は、「左指を上の方からしっかりと押さえ」

記事を読む

今日の体験レッスン

「幼いころからヴァイオリンを習っていました。」という女性の方の体験レッスンでした。 大学卒業後

記事を読む

今日もカール・フレッシュ(ヴァイオリン音階教本)

いつも静かなKさん。ヴァイオリンの練習は、めったなことがない限り毎日しっかり練習しています。カール・

記事を読む

ヴァイオリンケースにサインを

「茨城国際音楽アカデミーin笠間」の第一日目。 聴講したレッスンと時間が重なり、残念ながら聴け

記事を読む

静かに始まるヴァイオリン曲

「新しいヴァイオリン教本 第4巻」の中にある「F.トーマ作曲 アンダンテ レリジオーソ」は、ゆっくり

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑