ヴァイオリンはスケール(音階)から
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
最近のレッスンでの基礎練習の時間には、
有名なヴァイオリニスト達のインタビューの話をしながら行なっています。
ヴァイオリンは「音程を自分でつくる楽器」です。
「すべてのテクニックの基礎となるものはスケールです。
スケールの練習は、より高い熟達へ達するためのハシゴです。
スケールを「単音」「3度」「6度」「オクターブ」「10度」などで、ポジションを随時変えながら行うことはテクニックの基本になります。
練習はゆっくりしたテンポで、美しい音を出すように心がけて、一回の練習にあまり時間をかけてはいけません。
スケールをマスターしないで、完全なテクニックに到達した人はいません。
美しい音を出すためには、たとえ多くのミスをおかしても、音が貧弱で厚みがなく、質の悪い音よりはましです。」
スケールが奏法の基礎であることは確かで、
「スケールを弾くには、各ポジションの確実さと両方の手の協調が求められます。
才能のある人の能力を見分けるには、3オクターブか4オクターブのスケールを弾かせれば十分で、それによって、
『指の動き』
『シフトの仕方』
『移弦の仕方』
『イントネーション』
などをみます。」
当教室のほとんどの生徒さん達は「ヴァイオリン基礎練習」に取り組みながら進めています。
皆さま そんなには時間をかけられないようですが、とても熱心です。
関連記事
-
-
バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」
ヨハン・セバスチャン・バッハ (1685~1750) 作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パル
-
-
ヴァイオリンの基礎練習 2
ヴァイオリンの練習の中でも「筋肉の動き」を見るために、全身が映る鏡を使います。 ビデオを使うのも良
-
-
ヴァイオリンの運弓は
弓を持つ時、当教室では 「手指の末関節に弓を乗せて親指をフワーッと丸みを帯びた感じにして、指先
-
-
ヴァイオリン音階練習
音階練習をすると、着実に上手になります。 ただ漫然と練習すると効果を期待出来なくなってしまい
-
-
ヴァイオリンの楽譜バックのアイディア
「私のヴァイオリンケースは楽譜が入らないし、楽譜ケースも取り付けられません。でも両手を自由に手ぶら
-
-
ヴァイオリンを楽しんで
ご自身のヴァイオリンを製作中のOさん。 今はコマの調整が終わり、ナットの高さを調整中だそうです。
-
-
ヴァイオリンの弓の毛
ヴァイオリンの弓の毛は「モンゴル産」「カナダ産」「日本産」「イタリア産」...などいろいろあります
-
-
バッハのヴァイオリン 2
二十世紀の後半までは、バッハの楽譜でも有名なヴァイオリニストや教師が校訂(スラーや強弱を独自の解釈
-
-
バッハ「ガボット」は
「もうずいぶん前区立の中学校の音楽授業で、このバッハ:ガボットを弾いたことがあるんです。 でも、ヴ
- PREV
- ヴァイオリン基礎力アップ!
- NEXT
- 「スプリングコンサート」に向けて 8