ヴァイオリンはスケール(音階)から
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
最近のレッスンでの基礎練習の時間には、
有名なヴァイオリニスト達のインタビューの話をしながら行なっています。
ヴァイオリンは「音程を自分でつくる楽器」です。
「すべてのテクニックの基礎となるものはスケールです。
スケールの練習は、より高い熟達へ達するためのハシゴです。
スケールを「単音」「3度」「6度」「オクターブ」「10度」などで、ポジションを随時変えながら行うことはテクニックの基本になります。
練習はゆっくりしたテンポで、美しい音を出すように心がけて、一回の練習にあまり時間をかけてはいけません。
スケールをマスターしないで、完全なテクニックに到達した人はいません。
美しい音を出すためには、たとえ多くのミスをおかしても、音が貧弱で厚みがなく、質の悪い音よりはましです。」

スケールが奏法の基礎であることは確かで、
「スケールを弾くには、各ポジションの確実さと両方の手の協調が求められます。
才能のある人の能力を見分けるには、3オクターブか4オクターブのスケールを弾かせれば十分で、それによって、
『指の動き』
『シフトの仕方』
『移弦の仕方』
『イントネーション』
などをみます。」

当教室のほとんどの生徒さん達は「ヴァイオリン基礎練習」に取り組みながら進めています。
皆さま そんなには時間をかけられないようですが、とても熱心です。
関連記事
-
-
ヴァイオリンの弓が弾むのは
「弾いている途中で弓がはずんでしまうのは何故なんですか?」 と言う生徒さん、珍しくありません
-
-
ヴァイオリンの練習 29
「ヴァイオリンの練習は、平日夜の9時頃にしています。 週末はまとめて練習を頑張っています。」 と、
-
-
ヴァイオリンのペグの滑り止め
このところ何故かペグの止まらず少しずつゆるくなってしまうM君のヴァイオリン。 弦楽器山下さん
-
-
ヴァイオリン練習 3
「ヴァイオリンの練習は、夜7時から9時までの間にする事が多いです。 たいがい7時30分から8時30
-
-
「ご自身のヴァイオリン製作」その後 2
いよいよ「ニス塗り」の段階。 まずは「下塗り」。 下塗りの材料は「キトサン」を使うそうです。 この
-
-
バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」
先日レッスンのSさんが、とても良い「バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」の資料を持
-
-
日本のヴァイオリンの教本
日本でよく使われているヴァイオリンの教本は、3つあります。 「鈴木慎一バイオリン指導曲集」全
-
-
ヴァイオリンの弓を持つ右手指
ヴァイオリンの弓を持つ右手の指には、それぞれの役割があります。知っておくと役に立つかと思います。
-
-
ヴァイオリン練習 14
「ヴァイオリンの練習は、だいたい午前中が多いです。」 と、Mさん。 Mさんはどの曲も丁寧
- PREV
- ヴァイオリン基礎力アップ!
- NEXT
- 「スプリングコンサート」に向けて 8











