ヴァイオリンはスケール(音階)から

公開日: : ヴァイオリンの小話

最近のレッスンでの基礎練習の時間には、

有名なヴァイオリニスト達のインタビューの話をしながら行なっています。

 

ヴァイオリンは「音程を自分でつくる楽器」です。

「すべてのテクニックの基礎となるものはスケールです。

スケールの練習は、より高い熟達へ達するためのハシゴです。

スケールを「単音」「3度」「6度」「オクターブ」「10度」などで、ポジションを随時変えながら行うことはテクニックの基本になります。

練習はゆっくりしたテンポで、美しい音を出すように心がけて、一回の練習にあまり時間をかけてはいけません。

スケールをマスターしないで、完全なテクニックに到達した人はいません。

美しい音を出すためには、たとえ多くのミスをおかしても、音が貧弱で厚みがなく、質の悪い音よりはましです。」

スケールが奏法の基礎であることは確かで、

「スケールを弾くには、各ポジションの確実さと両方の手の協調が求められます。

才能のある人の能力を見分けるには、3オクターブか4オクターブのスケールを弾かせれば十分で、それによって、

『指の動き』

『シフトの仕方』

『移弦の仕方』

『イントネーション』

などをみます。」

当教室のほとんどの生徒さん達は「ヴァイオリン基礎練習」に取り組みながら進めています。

皆さま そんなには時間をかけられないようですが、とても熱心です。

 

関連記事

ヴァイオリンは「大きな音で」

とにかく最初は、大きい音で弾くことが大切です。 少々きれいでなくても構いません(きれいな音に

記事を読む

ヴァイオリン音階練習

音階練習をすると、着実に上手になります。 ただ漫然と練習すると効果を期待出来なくなってしまい

記事を読む

クラシック音楽

「外出自粛で、楽器を弾く楽しみがあって良かったと改めて感じています。」 という方が少なくない

記事を読む

バッハのヴァイオリン 2

二十世紀の後半までは、バッハの楽譜でも有名なヴァイオリニストや教師が校訂(スラーや強弱を独自の解釈

記事を読む

ヴァイオリンの速い重音

「ヴィエニアフスキ作曲 2つの性格の違うオベルタス」には、速い重音が出てきます。 ヴァイオリ

記事を読む

サイレントヴァイオリン

お家での練習はサイレントヴァイオリンを使用しているAさん。 先週末は、そのサイレントヴァイオ

記事を読む

バロック・ヴァイオリン

ヴァイオリンは19世紀以降に、より大きく強い音が出るように改造されました。改造された楽器(そして新し

記事を読む

ヴァイオリンのチューナーに 3

ヴァイオリンの練習にチューナーを使う時の工夫、3番目。 携帯電話スタンドを使ってみました。

記事を読む

ヴァイオリン練習を手軽に

ヴァイオリン練習は ① ケースを開ける ② 肩当てを付ける という準備があります

記事を読む

日本のヴァイオリンの教本

日本でよく使われているヴァイオリンの教本は、3つあります。 「鈴木慎一バイオリン指導曲集」全

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

  • banner banner banner banner
PAGE TOP ↑