ヴァイオリンのポジション移動
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ヴァイオリンの小話
「ヴァイオリンの指板は見る通り、およそ30cmくらいの長さしかありません。
しかし、ヴァイオリンがよく弾けない者から見ますと、この30cmがエベレストほどの高峰に見えます。
本番で客が見ている前でヴァイオリンのハイポジションを上がり降りする時の恐怖感は、経験したものでないと分からないでしょう。」
この気持ちは「ヴァイオリンをよく弾けない者」だけでなく「失敗したら演奏依頼がなくなるプロ」でもさほど変わらないスリルかと思います・・・^^;
「新しいヴァイオリン教本 第一・二巻」はご承知のようにファーストポジションだけの教材です。
しかし、オーケストラのセカンド・ヴァイオリンのパートでも、ファーストポジションだけでは何も弾けないことがすぐに分かってきます。
ポジションとしては、可能かどうかにかかわらず、第6〜8ポジションあたりまで使えないと、ごく普通の演奏会レパートリーすらクリアできません。
今回のレッスンから「セヴシック Op. 8 ポジションチェンジ」に取り組み始めたMさんは、
「以前学校の弦楽合奏のコンサートでは、ポジション移動のスリルをずいぶん経験しました(*≧∀≦*) 練習頑張ります!」
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