ヴァイオリンのポジション移動
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
「ヴァイオリンの指板は見る通り、およそ30cmくらいの長さしかありません。
しかし、ヴァイオリンがよく弾けない者から見ますと、この30cmがエベレストほどの高峰に見えます。
本番で客が見ている前でヴァイオリンのハイポジションを上がり降りする時の恐怖感は、経験したものでないと分からないでしょう。」
この気持ちは「ヴァイオリンをよく弾けない者」だけでなく「失敗したら演奏依頼がなくなるプロ」でもさほど変わらないスリルかと思います・・・^^;
「新しいヴァイオリン教本 第一・二巻」はご承知のようにファーストポジションだけの教材です。
しかし、オーケストラのセカンド・ヴァイオリンのパートでも、ファーストポジションだけでは何も弾けないことがすぐに分かってきます。
ポジションとしては、可能かどうかにかかわらず、第6〜8ポジションあたりまで使えないと、ごく普通の演奏会レパートリーすらクリアできません。
今回のレッスンから「セヴシック Op. 8 ポジションチェンジ」に取り組み始めたMさんは、
「以前学校の弦楽合奏のコンサートでは、ポジション移動のスリルをずいぶん経験しました(*≧∀≦*) 練習頑張ります!」
関連記事
-
-
ヴァイオリンの練習 7
「ヴァイオリンのボーイングの練習は、週に一回貸しスタジオでしています。 音程の練習は毎日しています
-
-
バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」
ヨハン・セバスチャン・バッハ (1685~1750) 作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パル
-
-
ヴァイオリンの松やに
先日弦楽器工房で勧められて購入した松やに「Leatherwood Bespoke 」。オーストラリ
-
-
ヴァイオリンの弓使い
「今回の曲では、なるべく弓の幅を多く使うのが目標です。」 と、Mさん。 私達は
-
-
ヴァイオリン練習 3
「ヴァイオリンの練習は、夜7時から9時までの間にする事が多いです。 たいがい7時30分から8時30
-
-
作曲家を夢中にさせたヴァイオリニスト
1844年スペインのバンブローナ出身のパブロ・サラサーテ。 サラサーテは19世紀半ばから後半
-
-
デイホームでのヴァイオリン演奏
今日は、近くのデイホームで、当教室の(通っていらっしゃる)Mさんのご好意で一緒に演奏させて
- PREV
- ヴァイオリンの左指
- NEXT
- 2021年「クリスマスコンサート」予定