演奏する作品を知ること
公開日:
:
ヴァイオリンの小話
「今取り組んでいる」または「これから弾いてみようと思う」曲を、もっと「その曲らしく弾きたい」時は、その作曲家の特徴を知ることも大切です。
作曲家の特徴を知りたい場合は、その作曲家の作品を全部聴きます。
私(講師)も学生時代に恩師から「この曲の作曲家の作品を出来るだけたくさん聴きなさい。」と何度か言われたことを覚えています。
これは、ヘッセの詩集を読めばヘッセのことがよく分かってくるのと同じです。作家の個人全集を読むのと同じです。
なぜなら音楽を探究するというのは、リーマンの素数公式を探しているのと同じだからです。(それと同じくらい途方もないことなのです)
作曲家のことを知りたいと思ったら(You Tube など便利なものも多いので)是非ご自身で探してみてくださいね♫

クライスラーの作品に よく出てくる「スピッカート」「スラースタッカート」。

クライスラー自身の演奏は、そのボーイングの素晴らしさに聴き入ってしまいます。
アメリカのブレア音楽院教授のティール先生は、
「クライスラーは弓の毛を、とても強く張って演奏していたんです。」
と、おっしゃっていました。

関連記事
-
-
バッハのヴァイオリン 1
「バロックヴァイオリン」と「モダンヴァイオリン」との本質的な違いは「語る楽器」と「歌う楽器」の違い
-
-
ヴァイオリン教本の新版
昨年末に、音楽之友社「新しいヴァイオリン教本」の新版が出ました。 今日は銀座の楽器店で1〜4巻まで
-
-
ヴァイオリンのチューニング
ヴァイオリンのチューニング(調弦)はA線から始めます。 A線とD線を5度の音程に合わせます。
-
-
ヴァイオリンの弓を持つ右手指
ヴァイオリンの弓を持つ右手の指には、それぞれの役割があります。知っておくと役に立つかと思います。
-
-
ヴァイオリンの弓が弾むのは
「弾いている途中で弓がはずんでしまうのは何故なんですか?」 と言う生徒さん、珍しくありません
-
-
ヴァイオリンでクラシック音楽
クラシック音楽とポピュラー音楽との大きな違いは、「作曲家が第一」であるということです。指揮者がいる場
- PREV
- 「クリスマスコンサート」を終えて 18
- NEXT
- 「クリスマスコンサート」を終えて 19











